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非治療の癌患者の方が、治療した癌患者より4倍長生き(米国の著名な統計学者の発言)

非治療の癌患者の方が、治療した癌患者より4倍長生き(米国の著名な統計学者の発言)~「B17 第2巻 癌クリニックの体験」(1979年初版発行 著者:ジョン・A・リチャードソン 訳者:渡辺正雄、河内正男、小笠原治夫 監修:河内省一 ノーベル書房)を紹介します。
※で囲んだ文章はシン・説が僭越ながら解説している部分です。
 
※前回に続き、今回もいかに正統医学療法が効かないかの公式的な記録が列挙されます。当然のように大手メディアには出ることがありませんので、結局なかったことになって時は過ぎていきます。※

癌統計の信頼度はとても低い


遺伝子DNAの構造研究でノーベル医学賞を受賞したジェームス・D・ワトソン博士は「アメリカ市民は癌治療に関する限りひどい勘定書を押し付けられている。長年にわたって癌の治療だと聞かされているが、その間に治癒率はわずか1%しか向上していない。恐るべき癌の統計は現在も全く変わっていない。今日、国立癌研究所が出している新聞発表の信頼度はペンタゴンの発表と同程度と思えばよいだろう」
※こうなってくると、制癌剤はそもそも患者のためを思う善意で開発されたものなのかどうか大いに疑問がわき上がってきます。もっとはっきり言えば、むしろ、癌治療死をどんどん生み出そうとする悪意を感じます。そんな悪意を国や州の機関が見てみぬふりするほどの強大な勢力とは何でしょうか。※
 

統計では高いのに医師が実感するのは低い癌治療成功率


カリフォルニア大学バークレー分校の医学、および生理学の教授ハーディン・B・ジョーンズ博士は医学分野で最も著名な統計学者の一人。彼は、1969年3月ニューオーリンズで米国癌協会の全国大会で演説した。
<統計上の癌治療の成功率の高さと医師が目の当たりにする成功率の悪さの現実には相当な開きがある。この誤差の理由は、以前は報告から外していた比較的制御しやすい皮膚癌を統計に組み入れたほか、癌ではなかったかもしれない数多くの病気も加えたからだ>
<公表されている統計は、「治療群」側に都合よく資料を集計しているので、全く信頼が置けない>
<統計の資料は、病気発生の初期から患者が死ぬまで、または一定の研究期間は終わるまで追跡する。しかし、「治療群」の患者が治療を終わる前に死亡すると、「治療群」の定義に合わないので、「治療群」の資料から除く。治療の期間が長いほど統計の誤差はますます大きくなる。もともと長く生きられそうな人は「死ぬまで非治療群」よりも「治療群」に組み込まれやすい。この点を修正すると、統計にある「非治療群」の癌患者の予想平均余命は「治療群」よりもむしろ長いようである。>
※こんな我田引水はないでしょう。治療死は定義にないから除外するなんて。しかし、製薬会社主導の臨床試験をまったく信用できないのは、新型コロナウイルスワクチンでも同様です。重要なデータ・有効率95%をド派手に打ち上げたのに、こっそりとFDAに多数の臨床例を除外(特に投与例の方を3倍除外)したんですから。※
 
数年後、ジョーンズ博士はもっと率直に新聞記者に語った。
<いいかね、癌の犠牲者を殺しているのは癌じゃない。癌患者を死亡させているのは身体の免疫防御力の破壊である。本来もっている抵抗力さえ高めておけば、身体自身が癌に対する防御線をつくり上げるチャンスは大いにある。生命を伸ばす確率がゼロに等しく、その上激しい医薬を使って、絶望的な病人になるような時間の無駄遣いをすべきではない。>(雑誌ミッドナイト1975年9月1日版より)
 

正統医学療法で癌の制御できないのならば、早期発見は重要?


早期発見は「重要でない」の一言につきる。正統医学療法を始めるのが早いほど、自分の生命を縮める医薬に早く身をさらすことになるからである。
 
ジョーンズ博士はブリティッシュメディカルジャーナル1976年2月21日版でこう結論付けた。
<私自身の研究の結果、治療を受けなかった癌患者の方が、治療を受けた患者よりも4倍も長生きするのが事実である>
 
外科手術は文字通り紀元一年以来用いられているし、放射線療法は一八〇〇年代後期に、化学療法は一九四三年に出現した。それでも癌死亡率は毎年上昇しつづける。
※本書にはアメリカにおける人口10万人あたりの癌死亡率のグラフを掲載しています。1900年は10万人あたり62.9人だったのが1976年には171人に上昇。とくに第二次大戦をはさむ1933年から1948年で急上昇しています。癌による死亡率は76年で約3倍になっています。※
 
「確立された癌療法」は幻であり、二〇世紀最大の「悲劇的神話」を作り上げている。これらの治療法は資金づくりの目的は果たしていても、科学的資料が支持していない。神話は尊敬されるべき医師たちに法難をかけ、破滅に等しい悪評を浴びせ、医師会などによる裁判、罰金刑、最後には現実に医師たちを投獄する原因になった。その人たちの唯一の「罪」とは、おそらく、時代の先駆者であった、ということだろう
新規に現れる科学の真理は、いつも最後には勝っているが、一時期にせよ、異端視された上に非難までうけ、何世紀を否認されつづけてきた。
癌の分野では、この無意味さをつづける余裕がない。現に、年間36万人ものアメリカ人の生命が賭けられている。
 
※厚生労働省の2022年人口動態統計月報年計(概数)によると、死因第1位はがんで38万人余り、死亡率(人口10万対)は316.1人。死亡率の年次推移でも、がんは一貫して上昇しており、昭和56年(1981年)以降死因順位第1位です。
現在の日本の場合は、50年近く前のアメリカの死亡率よりはるかに悪いのに、正統医学療法に対する反省がまったくない(癌治療死という項目が人口動態統計の死因にありません)うえに、さらに遺伝子治療など方向違いに夢をはせて新たな希望を示しては、結局裏切ることにしかならない。
これは日本国民に対する悪意としか考えられません。※

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