キューバ旅行記Chapter#1
僕が書いた旅行記はA5のノートに書かれていた。
基本的には原文のまま。たまに日本語が変なところは修正しています。
@は書いた場所、その後に書いた時間を入れてます。
注釈(※)は、2024年の3月時点で思ったことなんかを入れてます。
20040305 @山の家
朝は11時半ごろに起きて、拓(弟)とカレーを食べる。「笑っていいとも」にはスピードワゴンが出ていた。とても明日にはキューバ行き(正確にはアトランタ行き)の飛行機に乗っているとは思えない。
母に送ってもらい、大きなリュックを担いで電車に乗る。梅田で山と待ち合わせる。就活中のしんご君もいた。
初めて山の実家にお邪魔する。※
※20年経ったが、この日以降に山の実家に訪れたことはない
山のお母さんは、あっさりしたいい人だった。
明日は6時に起きないといけないだろう。眠気だけはしっかりあって、飛行機でも眠れそう。むしろ自信あり。
山家の居間では、サッカー日本代表対UAE代表戦が流れている。
20040306 @成田空港13:00
伊丹空港から8:40発の飛行機乗る。
生まれて初めて乗る飛行機に感動。
空から見ると地図って本当に正確なんだということを実感する。
伊勢湾あたりまで15分もかからずに着いてしまった。すごいスピード。
成田に着陸する時に、大揺れ。
1回着陸したのに、また離陸したりして、結局1時間遅れで到着。
強風の影響だそうだ。
アトランタ行きの飛行機は16:45発。
あと4時間近くある。
まだまだ先は長い。次の飛行機には何時間乗るのだろう。
(着陸が成功した時に、乗客から拍手が湧き上がったこともあり)飛行機って案外連帯感のある乗り物やなーと思った。
20040306 飛行機内 10:34(アトランタ時間)
今、2回目の機内食を食べ終わり、初トイレに席を立った。
外は一面雲で、かつて僕が見たことのないような景色が広がっている。
つい1時間くらい前までは、外が真っ暗だった。翼の端についている小さな光がいやに印象的だった。
山の隣に座っていて、「気分が悪い」としんどがっていたブラジル人の女性も今は元気になっているようで、よかった。
彼女も僕たちと同じかそれ以上の長旅をすることになるのだろう。
窓には氷らしきものがついている。
アトランタまで後4時間弱。
20040306 @アトランタ ベストウエスタンホテル20:30
15時ごろ、アトランタに無事到着。
外に出てみると乾いた感じの爽やかな天気。日本人の男性2人に話しかけられる。彼らは空港に泊まるようだ。
バスターミナルからシャトルバスに乗る。
同じホテルに泊まるエグチさん(女性)と友達になる。
彼女は、今日カンクンから帰ってきたらしく、明日アトランタから日本に戻る。
「アトランタの市街地に一緒に行かないか?」と誘われる。
こちらも山のカメラの電池を買いたかったので、即OK。
エグチさんは東京外大生で英語が堪能だった。
本当に助かった。ありがとう、エグチさん。
アトランタはイカツめの黒人がほんとに多かった。
エグチさん曰く、「治安の悪さはアメリカで、ワースト5に入る」らしい。※
アトランタ、ヤンキータウン。
コーラはMでも相当デカい。
明日はいよいよハバナへ。
スペイン語圏に突入… 大丈夫か?
月は満月だった。
※ちなみに、ネットでアメリカの治安ランキングを調べてみると、アトランタはワースト10にもランクインしていなかった。
ちなみにそのサイトによると2022年の結果でワースト1は「メンフィス」。
20040307 @アトランタ空港 9:20
昨日からお世話になったエグチさんにお礼を言って別れる。
カンクン行きの飛行機は薄着の人が多い。
空は綺麗に晴れている。
カリブ海が近づいている。
昨日、空港で会った男性2人ともさっき再会した。彼らはこれからメキシコシティに行くらしい。それからグアテマラにも。
このところ長時間待つことが多かったので、1時間程度なら余裕がある。
エグチさんの無事の帰国を願います。
20040307 カンクン行きの飛行機内 11:30
さっきメキシコ入国カードの記入が終わり、ひと段落。
飲み物で一息ついている。
今はもうカリブ海上空なのかもしれないが、雲が厚い。
飛行機(というか旅自体)にも慣れてきて、少しリラックスしている。
機内には日本人らしき人物は見当たらない。
ヘッドホンにはラテンジャズやサルサを流している。
アホみたいやけど、これがまた楽しい。
「キューバに着いたら、まず乾杯しよう!」と山と話をした。
スペイン語で乾杯は「サルー!」
もうすぐ到着。
メキシコに足を踏み入れる。
日差しが強くなってきた!
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