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175、5歳未満のワクチン有効性80%。これにはトリックがある!

予測していたこととは言え、何とも不安な展開となってきた。

6月17日、米国食品医薬品局(FDA)がファイザー製ワクチンの緊急使用許可対象年齢を生後6ヵ月以上に引き下げると発表した。これを受けて翌日18日には米国疾病予防管理センター(CDC)もファイザー製ワクチンの推奨対象年齢に6ヵ月~5歳未満の子どもを含めると発表した。

もはや正気の沙汰ではない。アメリカでは赤ちゃんにもワクチンを打たせようというのだから恐ろし過ぎる。アメリカの猿真似大好きクソったれ日本人は、この恐ろしい所業も嬉々として「ウキキー!」とばかりに猿真似するのだろうか? ……きっと真似するんだろうな。

しかし、こんな風に文句を言っていると怒られるかもしれない。なぜなら、生後6ヵ月~5歳未満におけるファイザー製ワクチンの有効性は「3回接種済みで80%」と言われているからだ。

有効性80%というのは、ワクチンを打った1000人のうち800人の感染が防げるという意味では全くない。だから、例え有効性80%が事実だったところで別に大したことはないのだが、この「3回接種済みで80%」という限定的な条件下における有効性「だけ」をファイザー社自らが声高に叫んでいることが非常に問題なのだ。

なぜなら、3回目接種時以外の1回目や2回目接種時における有効性はどんな感じかというと、これがとんでもなく低過ぎて――場合によってはマイナス過ぎてどうしようもないからだ。

ファイザー社のアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は声明で「安全性や有効性のデータは心強いもので、低年齢の子どもたちに早くワクチンを提供できるよう、世界の規制当局に申請する」と述べているのだが、こんなものは真っ赤なウソで、とんでもないインチキ発言なのだ。


https://www.fda.gov/media/159195/download


上記は、米国食品医薬品局(FDA)がファイザー製ワクチンの生後6ヵ月~5歳未満に対する有効性についてまとめた報告書のURLなのだが、この報告書には驚くべきデータが記されている。


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上記の表は、
①生後6ヵ月~2歳未満 
②2歳~5歳未満
における接種条件(1回目、2回目など)ごとの感染者数を、ワクチンを接種した群とプラセボ(偽薬)を接種した群とに分け、それぞれの接種条件ごとの有効性を示したものだ。


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それぞれの表の一番左の縦列、「Efficacy Endpoint」には何が記載されているかと言うと、上から

①ワクチン1回目接種後に陽性
②ワクチン1回目接種後~2回目接種までに陽性
③2回目接種から7日以内に陽性
④2回目接種から7日以降に陽性
⑤3回目接種から7日以内に陽性
⑥3回目接種から7日以降に陽性

このように接種条件がそれぞれ細かく分けられている。

①と②の違いが分かりかねるのだが、①は1回目接種直後(数日以内)、②は2回目接種までの数週間以内――こんな風に私は理解しているのだが、間違っている可能性も大いにある。しかし、今回は思い切って私の「説」で紹介してしまっている(適当ですみません)。


Web キャプチャ_23-6-2022_214940_www.fda.gov


んで最後に、BNT162b2と書かれた赤丸の列がワクチン接種群、Placeboと書かれた緑丸の列がプラセボ(偽薬)接種群で(Nというのが実験に参加した全体の人数)、下に接種条件ごとの発症者数が98人とか13人とかいう風に表示されている。

さて、前置きが長くなったが本題に入ろう。


Web キャプチャ_23-6-2022_194953_www.fda.gov


まずは生後6ヵ月~2歳未満の表だが、一番右の列、ワクチンの有効性を確認してほしい。3回目接種から7日以降の有効性は75.5%となっているが、それ以外は極めて低い有効性しか示せておらず、1回目接種後~2回目接種までの有効性は、なんとマイナス29.7%と逆に陽性になりやすくなっているのだ。


Web キャプチャ_23-6-2022_195154_www.fda.gov


次に2歳~5歳未満の表に移ろう。3回目接種から7日以降の有効性は82.3%となっているが、それ以外の有効性は大して高くもなく、1回目接種後~2回目接種までの有効性は、なんとマイナス32.1%だ。

なんだ、マイナスという有効性は? 3回目を接種するまでに、このマイナスの有効性という暗黒ゾーンを経なければならないのならば、別にこのワクチンを幼い子供に打たせなくても良いのではないか?

また、有効性が75.5%や82.3%だからって、別に大騒ぎするような話しではない。

プラセボ接種群の陽性者数の脇に、青い(下手くそな)数字が記入されていると思うが、この数字はワクチン接種群全体という分母にプラセボ接種群全体という分母をざっくり合わせ、そうして計算し直した人数になるのだが、例えば2歳~5歳未満の3回目接種から7日以降に陽性になったワクチン接種群は2人だが、プラセボ接種群にしたって10人程度だ。たったこれだけの差なのだ。

もちろん、10万人あたりに換算すると200人、100万人あたりに換算すると2,000人の差という風に大きくなるものの、もともと子供はコロナに感染しても無症状か軽症だ。特に騒ぐ必要はないし、むしろワクチンを打つと、途端に有効性がマイナスの暗黒ゾーンに突入することを警戒したほうが良い。


お分かりいただけただろうか? 冒頭でお伝えしたように、アルバート・ブーラの「安全性や有効性のデータは心強いもので、低年齢の子どもたちに早くワクチンを提供できるよう、世界の規制当局に申請する」――なんていう発言はとんでもなくクソったれなのだ。

有効性が80%なんていうデータは、全体の3%にも及ばない都合の良いデータが報道されているに過ぎないのだ。こんな無意味なワクチンを6ヵ月~5歳未満の幼い子どもに打たせる必要がないのだ。

メリットなどよりも確実にリスクの方が上回る。よく考えてほしい。

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