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112、東大准教授「伊東乾」のオミクロン観がダメ過ぎる②

前回の続き、以下の記事を書いた「伊東乾(いとうけん)」准教授へのツッコミです。

さて、伊東先生はオミクロン株による医療逼迫に着目して以下のように畳みかけていますね。


 さて、全国に4万床から存在するはずのコロナ病床。でも第6波では2月に入っても1000人ちょっとしか重症者はいない「はず」。     
 であるなら、コロナ病床満杯に伴う医療逼迫など、起きるわけがないのではないか?
 
 誰でもそう思うはずです。ところが、実際には医療機関は入院者であふれている。何が起きているのか?
 
 コロナ病棟は「軽症」「中等症」患者であふれ返っているのです。そしてそこで高率に死者が出ている。


――って、何ですってぇぇええ?! 軽症や中等症の患者が高率に死んでいる?! そんな話し聞いたことないよぉおお!

コロナ病棟が軽症の患者で溢れ返っているのは存じておりますよ? でも、軽症や中等症の患者が高率に亡くなっているなんて聞いたこともないですよ! ――ていうか、常識的に考えてあり得ないでしょ?! なんで軽症や中等症の人がバンバン死んでいくのですか?!

それに論理の立て方がよく分かりません。

①、2月に入って1,000人ちょっとの重症者が存在している。
②、それなのに医療逼迫が起き、医療機関は入院患者で溢れ返っている。
③、それは軽症や中等症の入院患者が多くを占めているからで、その患者たちは高率に亡くなっている。

――って、全く意味が分かりませんわ!

特に③の「軽症や中等症の入院患者が多くを占めている」という前段が、どうして「その患者たちは高率に亡くなっている」という後段に繋がるのでしょうか? オミクロン株による死者ってそもそも少ないんですよ?

それにオミクロン株による医療資源の逼迫は、全く入院する必要のない軽症者や無症状者、さらには濃厚接触者までも片っ端から入院させようとしたり、患者と濃厚接触した医療従事者を片っ端から自宅に待機させたりしているから起こっているのです。

また、新型コロナウイルスを「新型インフルエンザ等感染症」から「5類」に落とさないという、指定感染症の分類に係る問題も大きく影響しているでしょう。5類に落とせばどの医療機関でも患者を診ることができますからね。

重症者が1,000人程度なのに医療逼迫しているのはオカシイと思っていらっしゃるようですが、医療逼迫は以上のような問題から起こっているのだと正しく理解していただくよう願います。


さて伊東先生は、コロナ病棟は「軽症」「中等症」患者で溢れ返っていて、そこで高率に死者が出ているメカニズムをデータに即して説明してくれていますが、これも非常にトンチンカンでお粗末です。

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 「重症者数」を黄色い線で、もう一つは日本国内でのコロナによる死亡者数を、比較しやすいよう10倍にして青い線で描画してみると、奇妙な事実にすぐに気づきます。
 2020年春の第1波から2021年ゴールデンウイークの第4波まで、重症者のカーブと死者(×10倍)のカーブはほぼ並行しています。つまりこれは、重症者の1割程度が亡くなっていたことを意味します。
 これに対して夏の東京オリンピック第5波では、顕著に青いカーブ、つまり死者が少ない。
 これは「デルタ株」による感染で、インドの医療統計から週刊新潮などに私自身も示した通り「デルタ株の致死率は低」かった。それを示しています。
 では、デルタよりさらに「弱毒」であるはずの「オミクロンでは、青いカーブはもっと低くてよいはずですが・・・。
 現実に死者数のカーブと重症者のカーブはほぼ重なっている。つまり10人に1人の死亡は、オリジナル武漢株やアルファ変異株時代に逆戻りしていることになる。
 オミクロンは「弱毒」だなんて、実は医療統計の致死率から見ると、全く実情を反映していないことが明らかになっている。


――って、分母となる「感染者数」を全て無視して重症者数と死者数を比較したって何の意味もないだろうが馬鹿野郎め!!!

おっとすいません、先生があまりに馬鹿げた説明をするので興奮してしまいました。

伊東先生、いいですか? 重症者数と死者数の比率をいくら比べても仕方ないのです。先生は「医療統計の致死率から見ると……」とおっしゃっていましたが、致死率云々を説明したいのであれば、なおさら感染者数という分母をしっかりと考慮に入れなければならないのです。

――ていうか、例えばオミクロン株による致死率も重症化率もメッチャ低いですよ?

この記事をご覧いただきたい。

ここでは、厚労省アドバイザリーボード(2月2日)に提出された資料をもとに、大阪府の重症化率・致死率をグラフ化しています。

以下に。


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もう、説明する必要もないですよね? 日本のどの都市も、大体がこの大阪府の重症化率・致死率のような推移を辿っているんじゃないですか? 

……いやぁ、しかしオミクロン株による重症化率・致死率ってメッチャ低いのがよく分かっちゃいましたね?

伊東先生ね、感染者数という分母をガン無視していくら重症者数と死者数の比率に目を遣ったってなんの意味もないんですよ。意味のある数字が導き出されることなんてありゃしないんですよ。

やっぱりオミクロン株なんて、「弱毒で風邪程度の症状を引き起こすウイルス」としか言えないんじゃないですか?

もはや決定でしょう。


最後に伊東先生はこんな事をおっしゃっていますね? これはもはや驚愕の発言ですよ。

オミクロン株による重症者数は少ないのに、実際は多くの人が亡くなっている(と、伊東先生が考えている)その理由として、伊東先生はこう言っていますよね?


 しかし実際、死んでるわけです。重症にもならないのに、なぜ?
 それはオミクロン感染が莫大な数となり、肺炎など起こさずとも、高齢者や糖尿病などの合併症、既往症のある患者がコロナ病床数を上回る勢いで急増しているからにほかなりません。
 そうした患者は「新型コロナ肺炎」的には軽症・中等症なまま、生命に危機が及ぶ病態を示して入院搬送、病床数が明らかに不足し、医療現場が逼迫しているのにほかなりません。
 肺炎的には「軽症致死」。
 これがオミクロン株(以降)の変異株が持つ最大のリスクと考えられます。


肺炎的には「軽症致死」。これは相当に笑える面白ワードだ。

――って、だからそもそもオミクロン株による重症化率も致死率も、今までの変異株よりも遥かに低いのがどうして分からないのだ馬鹿野郎!!! 

肺炎的には「軽症致死」とか、そういった「李白」とか「杜甫」的な四字熟語めいたワードはどうでも良い! 「馬耳東風」「残山剰水」――って、それもどうでも良いわ馬鹿野郎!!!

おっと、すいません失礼いたしました。伊東先生があまりにトチ狂った――あ、いやいや、あまりにもおかしなことをおっしゃるもので興奮してしまいました。

「肺炎的には軽症致死」――って、どうしても弱毒性オミクロン株で一般人に恐怖を与えたくて仕方ないんですねあなたは! これが東大の准教授のやることでしょうか?! 

これ以上付き合っても無駄だ。この辺りで終わりにしておきましょう。


はぁ……。酷い人だな本当に。そもそも伊東先生って文章下手だよね。難解なんじゃない、下手だね。東大の准教授だろうが何だろうが、下手なもんは下手だね。全く読みづらいったらありゃしない。

伊東乾、この准教授って一体どんな人なのだろうか?

ハイ、どうやらこんな人みたいです。


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――あぁ~、なるほどね! 

な・る・ほ・ど・ね!!!!





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