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111、東大准教授「伊東乾」のオミクロン観がダメ過ぎる①
またまた新たなインチキ専門家(?)を見つけた。この人はなかなかのヒット商品かもしれない(もちろん悪い意味でね!)。
東京大学大学院情報学環准教授の「伊東乾(いとうけん)」という人なのだが、この人の記事が悲しいくらいに的を射ていなくて逆に凄いのだ。
このJBpress 2022年2月7日の記事に是非目を通していただきたい。タイトルからしてヤバそうな雰囲気を漂わせていると思わないか? オミクロン株が軽症・弱毒というのは「大うそ」と言うのだから正気の沙汰ではない。
記事に目を通した私の感想を一言で言うと、とにかく滅茶苦茶で話しにならないといったカンジなのだが、とりあえず記事の流れに沿って順次ツッコミを入れながら紹介していこうと思う。このクソったれコロナ禍を延命させようとする馬鹿野郎は、端から叩き潰していかないとならないからね。
それではいってみよ!
2021年12月末に日本の新型コロナウイルス感染症総罹患者数は170万人余でした。
それが2月第2週にはほぼ2倍の人数に急増しています。皆さん、そのように認識しておられましたか?
……何だか冒頭から「これから俺が色々教えてやるからよ」的雰囲気がプンプンとしてイラっとしてしまうのだが、これまでの変異株と比べてオミクロン株による陽性者数はメッチャ多く、増加ペースもこれまでとは桁違いの早さだということは多くの人が知るところだろう。
一応、この程度の認識は持っていますよ伊東先生? 宜しいでしょうか?!
事実が日本社会に正しく受け入れられないと、様々な2次、3次のリスクを引き起こす懸念が考えられます。
伊東先生がどれ程オミクロン株のことをご存じなのか分かりませんが、この意見には完全に同意致します。私もマスコミや政府の連中がデマや偏った意見ばかりを垂れ流していることに強い不快感と違和感を抱いています。ヤツらのせいで2次的、3次的な被害が生まれてしまっていると言っても過言ではないですからね。
伊東先生は、その辺りどのように考えていらっしゃいますかね?
オミクロン株は「弱毒」「そのうちカゼになる」といった(およそ非科学的な)楽観が1月半ば頃までは日本列島を覆っていました。
しかし、いまそんなことが言える状況でしょうか?
――いやいやいや、ちょっと何を言っているか分かりません。
非科学的って言いますけど、オミクロン株は弱毒性で風邪症状を引き起こす程度のウイルスだというのは科学的な事実ですよ?
オミクロン株はこれまでの変異株とは違って、「ACE2受容体」ではなく上気道の「アミノペプチダーゼN」といった粘膜組織から感染するように変化しています。「ACE2受容体」から感染する場合は血栓症のリスクがあったワケですが(※「ACE2受容体」の7割は腸の血管壁に存在します)、上気道の粘膜に感染するオミクロン株は重症化リスクが激減するのです。
こんなもん、その辺の風邪症状を引き起こすウイルスと変わりはしないじゃないですか。
それと、あとでまた改めて説明したいと思いますが、実際にオミクロン株による死者数は少ないし致死率も低いですよ?
ですので楽観論でも何でもなく、今でも自信を持ってオミクロン株は「弱毒」であり「風邪レベル」であると言えますが何か?
「弱毒」「軽症」といった言葉は、まさに資産経済を左右する風聞同様、国民全体の防疫意識を脇の甘いものにした面があります。
資産経済を左右する風聞同様――すいません、これも何を言っているか分かりませんので無視しておきますが、「オミクロン株は弱毒性でも風邪でもない」という発言こそ「風聞」だと思いますが何か? 私には科学的根拠のない煽り的発言としか思えませんが?
――あ、そっか! これから説得力のある根拠を示して我々をアッと驚かせてくれるんですよね! これはこれは失礼いたしました! 天乃川のおっちょこちょい! バカ!
いまや1日10万人、東京都だけで2万人の確認陽性者、片やコロナ病床数は4万床程度(2月2日厚生労働省発表(https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000893627.pdf)。
療養者総数は2月2日現在66万人を超え、伝染病なのに入院可能な総数は10%に満たない、根本的に成立していない状況のさなかに、日本のコロナ禍はあります。
さて、ここで私も2月2日に厚労省が発表したという資料に目を通してみましたが、「コロナ病床数は4万床程度」という発言は誤解を招きますね。
2月2日時点の療養者数は「66万4,031人」、入院者数「2万2,653人」、そして即応病床数が「3万9,616」で、確保病床数が「4万3,503」ということです。
「即応病床数」とは、現在のフェーズにおいて、準備病床からの切り替えが完了し、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ要請があれば、即時患者受入れを行うことが可能または既に受入れを行っている病床数のこと。
「確保病床数」とは、いずれかのフェーズにおいて、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ要請があれば、患者受入れを行うことについて医療機関と調整済の病床数のこと。
ですので、確保病床って即入院できる病床なのか分かりませんが、「コロナ病床数は4万床程度」としてしまうのはどうかと思いますよ? 「コロナ病床数は8万3,000床程度」という表現が無難かと思われますが?
もしかして、病床数を低く見せたいが為に敢えて確保病床数を省きました??
あと、「伝染病」という表現も気になるところです。
言葉として間違っちゃいないんですけど、「感染症」というワードは法律用語として存在するのに対し、「伝染病」というワードは法律用語として存在しないんですよね。だからなのか分かりませんが、最近では伝染病というワードを使用せず感染症というワードを使用するのが一般的なんですけど、まぁ、これはどうでもいっか!
このくらいの知識は、東大の准教授様であればもちろんご存じに違いないでしょうからね? どうも失礼いたしました、伊東先生!
……長くなりそうなので続きます。
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