121、オミクロン株の死者数が多い?ワクチンの影響もあるんじゃない?
全く、「羽鳥慎一モーニングショー」の玉川徹はどうしようもない。
「オミクロンの致死率というのは、沖縄でも0・02%だと思う。これがどの程度まで下がったら、私たちは社会経済と感染を両立できるとお考えなんでしょうか?」
このように山口真由から質問された玉川は、「山口さんは知性が非常に高い方だと思うので、ビックリなんですけど」――このような嫌味を挟みつつ以下のように答えた。
「例えば重症化率の話で言えば、重症化率が低くても感染率がものすごく高ければ死者は出るんです。今現在、毎日報告されている死者数はコロナの死者数ですからね。今、過去最高レベルになっているんですよ。ご存知ですか?」
――はいはいはいはい、オミクロン株は弱毒・軽症だとする者に向かって、オミクロン株の恐怖を煽りたい者が必ず展開させる「致死率は低い。でも、死者数は多い!」的理屈ね。
「肺炎では亡くならなくなってきているけど、基礎疾患をこじらせて亡くなる人が増えているんだ!」
「オミクロン株によってデルタ株のときよりも人が多く亡くなっているんだ!」
「これがオミクロン株の恐ろしさなのだ!」
このように騒ぎ立て煽り立てる野郎が多くて困る。
オミクロン株はデルタ株までの変異株のように「ACE2受容体」を介して感染が成立するのではなく、上気道の「アミノぺプチダーゼN」等の粘膜組織から感染が成立する。だから、弱毒性でも感染力は強い。オミクロン株の感染力は武漢株の60倍と言われている。
確かにオミクロン株による死者数だけを見ると、これまでの感染拡大期における死者数と同等、もしくはそれ以上の状態なのだが、感染者数という分母が増えれば、自ずと死者数が増えるのは当たり前だ。死者数は増えても致死率が極めて低いのであれば問題ない。
――というか、この事態はオミクロン株だけに限らず、多くの風邪ウイルスでも共通する事態ではないか。人は――特に基礎疾患のある高齢者は風邪をこじらせて死んでしまうことがあるではないか。
上記は「データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-」という厚労省のサイトなのだが、これまでの感染者の動向をざっと見てみよう。
これは2月8日時点の「性別・年代別新規陽性者数」を示したグラフだが、10歳未満~40代が多くを占めていることが分かる。
では、重症者の性別や年代はどのようになっているだろうか? 2月8日のグラフを見てみよう。
ご覧の通り、重症者は60代以上の男性・女性が多く占めていることが分かる。特に60代・70代・80代の男性が多い。
それに比べて若年層の数は少ない。男女合わせた重症者数は20代で5人、10代は2人、10歳未満は6人となっている。
それでは肝心の死者の性別や年齢はどのようになっているか? オミクロン株によって死者が増えていると騒がれているが、一体どのような内訳になっているのだろうか?
ご覧の通り、70代以上の男女が死者のほとんどを占めていることがよく分かる。
90歳以上の死者も多く、男性1,465人、女性2,445人だ。
若年層の死者はとても少ない。男女合わせて20代は27人、10代は3人、10歳未満は0人だ。(※ちなみに10代の死者3人は基礎疾患あり。ワクチンによる10代の死者は5人)
性別・年代不明・非公表等の方が978人いることに留意しておかなければならないが、オミクロン株による死者のほとんどは70代以上の(おそらく基礎疾患のある)高齢者なのだろう。
オミクロン株による死者数自体はこれまでの感染拡大期と同等、もしくはそれ以上なのだが、致死率自体は極めて低い。
改めて繰り返しておくが、この事態は「だからオミクロン株は怖いのだ!」――といったナンセンスな話しではなく、ただただ今までのように「高齢者って風邪をこじらせて死ぬことがあるんだよね~」――的な当たり前過ぎる話しなのだ。
――ていうかだね、もしそれでもこのオミクロン株による死者数の多さを訝しがるのであれば、それはオミクロン株自体の毒性の問題ではなく、違った問題があるのではないかと考えることはできないか?
私はワクチン接種が死者数を加速させている可能性を想定している。なぜなら、イスラエルやシンガポール、イギリスやアメリカやフランスといったワクチン接種率が高い国で感染者が急増しているからだ。
イスラエルに関しては4回目の接種だとか騒いでいるにも関わらず、これまでの感染拡大期を超える死者数をオミクロン株によって叩き出している。
これはイスラエルの100万人あたりの死者数を示したグラフだが、ご覧の通りオミクロン株による死者数が急増している(右端)。
これってワクチンによって免疫力が低下してしまったことが原因と考えられないか? ――もしそうならば、我が日本も同じことが原因で死者数が増えている可能性があるではないか。
前回も紹介したが、ワクチン接種によって産生された「抗イディオタイプ抗体」が人体に影響している可能性もある。
スタンフォード大学の論文では、ワクチンを接種した60日後もリンパ節からm-RNAが検出されたと報告されているが、こういったことが人体に影響している可能性もある。
ワクチンを接種したことによって免疫力が弱まっていたり、延々と産生されるスパイクタンパク質によって身体がダメージを受けてしまっていたり、このような状態のときにオミクロン株に感染してしまったら、通常よりも重篤な影響を引き起こしたって、なんらおかしくないではないか。
思考回路がおかしいんだよ。思考回路が。
オミクロン株が弱毒性なのは科学的な事実。だったらオミクロン株自体を疑うのではなく、ワクチンを疑うのが常識的な思考回路でしょうが。
何度も言うが、オミクロン株による死者数が多かったとしても、感染者数という分母が極めて大きいのだから致死率自体は極めて低い。死者数の内訳から考えても、ただただ通常の風邪ウイルスによって起こる事態以上のものではない。
だったら、もはやゼロコロナではなくウィズコロナでしょう。さっさと5類に落としてクソったれコロナ禍を終了させたら良い。ただそれだけだ。バカみたいに「まん延防止等重点措置」を延長させている場合ではないのだ。
オミクロン株ごときで騒ぎ過ぎ。
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