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防衛装備品の輸出に関して

岸田政権は防衛装備品輸出緩和を進めています。
それに合わせ、資料をまとめたいと思いこのnoteをつくりました。


航空機

GCAP

グローバル戦闘航空プログラム。
日英伊の共同開発。
日本はF-2

F-2戦闘機

イギリス・イタリアはユーロファイター・タイフーン

タイフーン

の後継機がそれぞれ必要だったため、この双方のプログラムを統合。
タイフーンはイギリス・イタリア・スペイン・ドイツ・オーストリア・サウジアラビア・オマーンで採用されている。
また、納入待ちはクウェート・カタールと輸出実績もある。
そのため、この経験がGCAPでも活かせるのでは?
そして、GCAPはサウジアラビアへの輸出も可能性としてはあるだろう。

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100595074.pdf(GCAP政府間機関の設立に関する条約)

https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100595072.pdf(GCAPの組織等のPDF)

https://www.rolls-royce.com/country-sites/japan/discover/2022/uk-industry-playing-key-role-in-next-phase-of-fighter-development-global-combat-air-program-gcap.aspx(ロールスロイスのGCAPページ)

(↑BAEのGCAPページ)

C-2

C-2

武器輸出三原則が防衛装備移転三原則へと移行したことに伴い川崎重工は専門の組織を立ち上げた。

この動画はUAEにアピールするため非舗装の滑走路にC-2が着陸する様子。

ニュージーランドやアラブ首長国連邦への輸出を目論んでいたが

https://www.mofa.go.jp/mofaj/me_a/me2/sa/page4_002309.html(2016年、当時の安倍総理・岸田外相とムハンマド皇太子の会談)

ニュージーランドはC-130、UAEは韓国のMC-X計画に参入。ことごとく敗北している。

P-1

C-2と同時に開発された対潜哨戒機。
世界ではP-3Cが退役していくためその後継として輸出を図る。
しかしながら、アメリカが開発したP-8に敗れ続けている。

P-1を土台として共同開発が目論まれたが、これまた敗北。
タイに輸出しようとしているが現状は不明。

US-2

水陸両用機。救難挺として活躍している。
対中国からインドへの輸出がまとまっていったが、予算不足のため輸出の可能性は限りなく低い……

インドネシア大統領も興味を持っている

https://archive.is/M1rrc

タイへもP-1とともに輸出を計画された

ギリシャ

艦艇

FFM

もがみ型護衛艦
省人員化が図られる。

もがみ型護衛艦。

オーストラリアへの輸出が協議される可能性も。

「オーストラリア海軍は10年後、日本のフリゲートを運用することでうまくいくかもしれない」と前向きに評価。過去10年間の日豪関係の着実な進展を踏まえ、「戦略的観点から見て、日本のフリゲートの選択は両国間の緊密な連携を強化することになるだろう」と指摘した。

さらに「もがみ型は、選ばれた4隻の中で最も速く、最も操縦しやすい船の1つであり、必要な乗組員の数も最少である」とも称えた。

マイナス面としては「日本には防衛輸出の実績があまりない」と指摘。しかし、「日本は米国と協力してきた長い歴史があり、オーストラリアと同様、装備の大部分が米国製だ。日本はまた、英国およびイタリアと提携したグローバル戦闘航空プログラム (GCAP)による主要な国際能力開発プログラムの分野にも参入している。おそらく、インド太平洋における均衡連合を拡大するための次のステップは、もがみ型を中心に構築された日豪フリゲート計画を通じたものとなるだろう」との見通しを述べた。

さらに、インドへのもがみ型護衛艦のアンテナの輸出が行われる。

開かれたインド・太平洋を目指すためには防衛装備品を輸出していくことは大切な一手であろう。

また、戦後賠償の一環としても東南アジア諸国の海軍の艦艇を建造した歴史もあり、対中国として輸出していくことが望まれる。

https://www.mod.go.jp/msdf/navcol/assets/pdf/column198_01.pdf

5類装備品

こちらは、5類に当てはまるものがほとんどだったため現在陸自が使用している装備品で輸出するものはほぼなかった。
だが、緩和に伴い16式機動戦闘車や10式戦車をはじめとして様々な車両が輸出を計画されるかもしれない。
そのときのために資料を貼っておこう。

https://www.meti.go.jp/press/2023/06/20230628001/20230628001-4.pdf(防衛産業の実態・装備品の企業)

https://www.mod.go.jp/atla/soubiseisaku/soubiseisakuseisan/2406betten2.pdf(分野別防衛産業の資料)

また、陸自装備品を輸出するのならば、おそらく国内モデルでは売れないだろう。また、韓国のように能力を少し落としてでも廉価にし、アフターサービスをしっかりとして、かつすぐに納入できるようにすることが必要となってくるであろう。

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