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【バスケW杯】まだまだここから。目標は五輪出場!~日本VSオーストラリア戦

先にお伝えしますが、ただの「判官びいき」話です。現実を見ろ、というお声が聞こえてくる気もしますが、いいんです(←ここは川平慈英さん風に)。勝手に「にわか日本代表ファン」なので(笑)。花道風に言うと「シロートだからよ!」ということで、本日の日本対オーストラリア戦を終えての率直な感想を書き連ねていきたいと思います。


相手は世界ランク第3位!こっちは36位・・・

ですが、気迫では負けてはいなかったと思います。ドイツ戦の1Qの方が若干気負いすぎて空回りしていたような気がしました。が、そこは全然劣らず奮闘していたように思います。ただし、前回の試合で大ブレイクした二人(河村選手、富永選手)が徹底マークに合い、なかなかシュートチャンスを作れなかったのが残念。そして比江島選手も華麗なステップの見せ場が作れず、アンスポーツマンライクファールまで貰ってしまったのが残念でした。


守護神、ホーキンソン選手健在!そして渡邊選手&馬場選手も!

今回も随所で光るプレーを連発してくれたのがホーキンソン選手。疲れもあるでしょうし、相手のマークも相当厳しい中、インサイド勝負でしっかり得点を稼ぎ、流川風に言うと「いい仕事したぜ」状態。そして前回は相手のマーク故になかなかシュートを打たせてもらえなかった渡邊選手、馬場選手がしっかり得点を稼ぐシーンもあり、とても見ごたえのある展開を作ってくれました。

待ってましたー、富樫選手!

そしてこれまでの試合ではなかなか得点に結びつかなかった富樫選手が、この試合ではしっかりキャプテンの仕事というか、気持ちいいくらいシュートを決めてくれました!ご本人にお会いしたことはもちろんありませんし、メディア等での姿から推察するしかないわけですが、心の広い方のように思います。とはいえ、若手コンビ(河村選手&富永選手)の爆裂ぶりにはいい意味で「先輩の意地」もあったと思います。ここぞという時に最高の仕事をするのがベテランの技。見ている私も嬉しくなってしまいました。

世界No.3は伊達じゃない!打って走れるオーストラリア

チームメンバー中9人がNBA選手という層の厚いオーストラリアチーム。もちろん背丈も高い。にもかかわらず、しっかり走れて、日本チームにぴったりマンツーマンで食らいついていましたし、外からも中からもシュートを決めてくる全員が「業師」でした。とはいえフィンランドチームの方が前半1、2クォーターは得点率が高かったように見えました。ですからリバウンドをしっかり取って、攻撃につなげられればいいのですが、リバウンドもうまいんです、彼ら。一方、こちらは守護神ホーキンス選手がメイン。ここの力がついてくると、もっと日本は強くなるのでは、とまだまだ期待大です。要は「伸びしろ」だと思うので。

今回もトム・ホーバス監督が吠えていました!

いいですねー、トム・ホーバス監督。TV中継時にベンチでのタイムアウトシーンが映るのですが、監督が表情豊かに選手に檄を飛ばす&鼓舞する様子が見られました。これは解説のエブリン選手も言っていましたように思うのですが、選手たちとの関係性が作れているから、全然悪い雰囲気ではなく、むしろいい雰囲気だ、と。私もそう見えました。その証拠に、選手同士もどんどん声を出し合い、作戦を確認し合っていました。これは絶対に「いい空気感のチーム特有」の様子。結果は残念でしたが、残り2試合に生きることでしょう。

結果はリーグ3位。しかし、前を向いて気持ち切り替えて!

相手に100点を取られてしまいましたが、ドイツ戦の時よりも格段にチームレベルは上がっているように思います。もちろん悔しいのは、前回同様に富永選手と河村選手が得点を決めていれば・・・と淡い期待もしてしまうところですが、そこは相手チームもしっかり研究してきたのでしょう。世界No.3のチーム、そして現役NBAプレイヤーから徹底マークをされるなんて、この大会でしか体験できないこと。そして二人はすでに名前を世界中に知られる存在になったと思います。そういう面でもこの試合を経て、得るものが絶対にあったはずです。

目標はパリ五輪出場!まだまだチャンスはある!

そして日本チームの目標は、パリ五輪出場。前回の東京五輪は地の利を生かした特別出場のようなもの。自分たちの力で出場権を勝ち取る、日本らしいチームプレーで、「日本も世界と戦えるんだ」ということを証明したい、そんな彼らの思い、まだまだ残り2試合ありますから、希望は捨てずに彼らの奮闘を見守っていきたいところです。

冒頭にも書きましたが、ただの判官びいきではありますが、結果は負けですし、大差もついているんですが、大負けというより、一つ一つの小さな箇所を修正していけば、互角に戦えるのでは?と思わせる試合だったと思います。私のようなシロートがエラそうに語るな、という話なんですが、終わった後も落ち込むことなく、次に目線を向けている渡邊選手のインタビューが物語っていたように思います。

世界レベルと戦える意義

最初から「横綱の胸を借りるようなもの」だと思っていたので、もちろん結果は悔しいですが、こうなることも十分予想できたというのも正直なところだと思います。前回が大金星ですから。そして今回のオーストラリアはフィンランド以上の強豪。ですが、そういう相手と練習試合ではなく本番で戦えることが世界大会の醍醐味。国内のBリーグではすでにトップレベルのメンバーが集結しているわけですから、それ以上上手くなりたければ、もっとレベルの高い選手たちと戦うしかないわけです。

日本らしさで残り2試合、勝ち抜いてくれー!

絶対にこの試合を経て、得るものがあったと思います。何より、あれだけの背丈でも日本チーム以上に走って、守って、もちろん攻めまくる、トム監督も「もっと走れ!」と檄を飛ばしていましたが、まだまだ日本だって走れるはず。そしてインサイドがキツイ分、3ポイントで稼ぐ。この作戦は今の日本チームにしっかりハマっているはず。いやー、まだまだやってくれることでしょう。そして何より、フィンランド戦の奇跡の大逆転があり、その夜と翌日、さらに試合の始まる直前まで「もしかしたら」というワクワク感をくれた日本チームに感謝です。今日ほど、早く仕事を終えてTVが見たいと思ったのは久々です(笑)。

流れは日本、いや「沖縄」に来ている!

このあとも「何が起こるか分からない」日本チーム。そして「何かやってくれそうな」日本チーム。映画スラムダンクの大ヒット、そして会場は沖縄、さらには琉球ゴールデンキングスの優勝・・・と、流れは日本、そして沖縄に来ているように思います(かなりのこじつけですが・・・笑)!このあとも彼らの奮闘を応援していきたいですね!

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