#1.今日の散歩〜明石・東二見〜
再びやってきました。
前回は、「玉子焼き にし尾」さんに
おじゃましました。
ですが、まだまだ、ディープな明石の東二見。
もう少し散策です。
山陽電鉄 東二見駅、海側へ。
10分ほど歩くと、都市景観形成重要建築物
が現れます。
元々は肥料問屋だったそう。
浜と漁港と商屋……
この風情・景観はなかなか出せないでしょう。
また、この迷路のような路地。
こどもの隠れんぼにももってこい。
Google mapを駆使しても迷います。
ここはテクノロジーとは無縁の世界。
そんなおおらかな雰囲気さえ醸し出ています。
そして、この細い路地を入ったところを通り
突如、現れる。
「鉄板焼き のぶちゃん」
のれんがなければわからない。
町並みに溶け込み過ぎてます。
そこから香る、ソースの香り。
中を覗くと、地元の人ぽい?お客さん
でいっぱい。
おばちゃんが先客の鉄板を磨きにかけて
片付けている。
前のお客さんは、おでんのお持ち帰り
しているよう。
「お好み焼き+おでん」
最強タッグ。
ちょうど席が空いたタイミングのようだ。
あまり待たされず席に案内され着席。
店内の様子は......
ザ・ムービー 昭和の下町
映画のセットです。
重要グルメ建築財に指定。
店員のおばちゃんは、常連の好み
まで知っているような会話も聞こえてきます。
メニュー。
ここだけ、値上げの嵐はどこ吹く風。
別世界。時間が止まっているかのよう。
さて、今日のチョイスは。
のぶちゃん焼 650円
豚焼 450円
エビそば 550円
チーズポテト焼 550円
持ち帰り
スジそば 600円
舞台の鉄板。
やっぱりホットプレートじゃなく
鉄板。
奥の調理場では、香ばしい香りを立てながら
俳優たちが出演の準備。
そして、我々の大舞台にすっぴんで登場。
それでも十分にベッピンさん♪
ここでは、全員がスター俳優。
さっそく化粧をほどこします。
私はやや厚化粧で
モデル並みの美人さんの出来上がり。
お好み焼きには
取皿なし。箸なし。
いさぎよい。
お好み焼きは鉄板から直接
コテで食べるもの。
下町のオールドスタイル。
ここは俳優になり切らなくては
なりませぬ。
私が推したのぶちゃん焼は、魚介とスジ肉の
オールスターズ。
生地は柔らかく、出汁の風味も効いている。
そして
牛スジの甘辛い弾力と
負けじとタコの弾力
そこにソースの旨味が絡み込む。
アッツアツを防御するため
ハフハフとソースの香りをも口に
迎え入れると……
口の中はグルメオーケストラ♫
焼きそばもプリプリのエビに小麦風味残る
そば。
味付け抜群。エビの風味もソースに負けじと
ついています。
完食。
最後は、現金でお支払い。
ここは電子マネーなんて洒落たものなんてない。
現金がここでは「入場券」
お会計を済ますと、おばちゃんから
「飴ちゃん」と「ガム」
どっちがいい?
ここでは、飴にも当然「ちゃん」づけ。
ぬかりなし。
ここは「グリーンガム」を
久しぶりの「板ガム」。
早速、お口直し。
今日も幸せな時間、ありがとう。
ごちそうさまでした。
鉄板焼き店 のぶちゃん
〒674-0092 兵庫県明石市二見町東二見1736
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