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安全について

アマゾン倉庫での負傷率、他社より
はるかに高いと言われているこの記事。

もう一つの見方を考えてみると、
ちょっとした事故案件も隠さず
しっかりと報告しているからで
はないかとも考えています

床につまずいて転けた案件で当事者
まったく無傷。

そんな案件も「ヒヤリ・ハット」案件として
社内で報告されていた記憶があります。

ご本人以外の人からの報告も結構ありました。
「あそこで誰かがつまづきかけていましたよ」
なんて

その都度、安全責任者や現場マネージャーは
調査・なぜなぜ分析・対策、そしてその対策
の効果測定まで徹底されていました。

また、
救急箱の薬や絆創膏も管理されていました。
もちろん、在庫管理という意味合いもある
のですが。

絆創膏などを使用した後は、必ず管理者に
使用に至った経緯を確認し、問題があれば
これも「ヒヤリ・ハット」案件として報告。

ハインリッヒの法則といって
「1:29:300の法則」
この法則に従って行動していました。

「同じ人間が起こした330件の災害のうち、
1件は重い災害
(死亡や手足の切断等の大事故のみではない。)
があったとすると、
29回の軽傷(応急手当だけですむかすり傷)
傷害のない事故(ヒヤリ・ハット)を300回
起こしている。」
というもので、300回の無傷害事故の背後には
数千の不安全行動や不安全状態があることも
指摘しています。

ですので、「ヒヤリ・ハット」案件の対策を
しっかりすることは徹底されていました。

一方、その他の倉庫や工場をみてみると……

まるで、名誉傷扱い。
そんなことで、いちいち報告するな。
そんなことで休むな。

こんな現場を結構みてきました。

そういった意味で、このアマゾンの事故の
多さの記事については、よくよく真相を
確かめなきゃわからんところもあるかなと。

この記事では、コロナ需要で、働く人の分母が
高くなったということも主要因と書かれています。

このような取り組みが社内で実施されているから
こそ表面化している。

こんなふうに考えています。

次、同様の経営環境があったら他の会社より
も改善されていることでしょう。






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