No.13 グリーンレーベルリラクシング 「101回目のプロポーズ篇」

https://m.youtube.com/watch?v=k6OE26Bd4lE


[企業・商材について]

アパレル商品のセレクトショップ。全国に69店舗を構える人気店。購入者の主な年齢層は、20代~30代。一般の女性が気軽に買えるぐらいの価格帯。カジュアル路線の服を多く取り扱っている。


[ターゲット]

20代~30代の女性。服を着て可愛くなりたいと考えている人。見た目が重要視される私服勤務の人や、恋愛をしている人などが当てはまる。


[企画の思考プロセス]
多くの人は服を買う時、いくつかの好きなショップを見て、その中で吟味して好みの一着を買う。

ターゲットに、好きなブランドの一つに加えてもらう必要がある。そのために、ブランドに対して良い印象を持ってもらいたい。

ターゲットは「可愛くなりたい」と考えているので、グリーンレーベルリラクシング(以下、GLR)の服を着た女性を可愛く表現する。

ターゲットの共感を得られる恋愛に関する言葉を語る。語るだけで終わると気取った女性に見え、嫌悪感を持たれる可能性があるので、気取っていない自然体の姿も映す。さらにクスッと笑える表現にすることで、受け手に好感を持ってもらう。


[CMの仕掛けを簡潔に言うと]

GLRに良い印象を持ってもらうために、GLRの服を着た女性を可愛く表現する。


[演出のポイント]

■駅のホームが舞台になっていることで、切なさが際立っている。

吉高さん演じる女性の切なさが際立ち、受け手の興味を引きやすくなっている。その要因は、駅のホームが舞台になっているからだと考える。「僕は誓う。50年後の君を、今と変わらず愛している。」という言葉自体は、それほど切ない言葉ではない。しかし、駅のホームが”別れ”を連想させるので、女性がもう話しかけることができない相手に向かって語っている印象を受ける。その結果、女性の切なさが際立っている。


[自分がクリエイターだったら]

■「大丈夫ですか?」と話しかける人物をカップルにする。

元のCMでは「大丈夫ですか?」と話しかけるのが女子高生グループだが、高校生カップルに変えたい。吉高さん演じる女性自身が好きな男性とうまくいっていないのに、カップルから心配されることで、受け手から女性への同情の思いが強くなる。心の動きが大きくなる分、印象に残りやすくなると考える。


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