No.26 カロリーメイト 「届け、熱量。篇」
https://www.youtube.com/watch?v=TcmUS7qCLfc
[企業・商材について]
手軽に食べられる栄養食品。他社の競合商品に比べて、カロリーが高い。カロリーは、人間が運動するために必要。つまり、カロリーメイトは短い時間でエネルギーを補給するのに最適な商品といえる。
[ターゲット]
10代以上の男女。主なターゲットは、受験生や、ゆっくりと食事を取る時間がない社会人。
[企画の思考プロセス]
カロリーメイトは、短い時間でエネルギーを補給するのに最適な商品。受験生にとって、授業や試験の合間、夜食などに食べやすいので、心強い味方になる商品といえる。
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心強い味方になることを印象付けることができれば、受験生や、過去受験生だった人たちからの好意度を上げることができる。
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カロリーメイトは「受験生を支える」という点で、“応援歌”と近い関係といえる。カロリーメイトを擬人化し、応援歌を歌って受験生を応援している人を描く。
[CMの仕掛けを簡潔に言うと]
カロリーメイトを“擬人化”し、応援歌を歌って受験生を応援している人を描くことで、ターゲットからの好意度を上げる。
[演出のポイント]
■満島さんの衣装が、全身白。
満島さんの衣装が全身白で、普通の服っぽくないデザインになっている。普通の人間ではなく、カロリーメイトの“擬人化”という印象を受けやすく、「カロリーメイトに応援されている」と感じやすくなっている。
■男子学生の辛さが表現されている。
受験を経験した多くの人が「辛かった経験」として認識している。共感を誘うため、男子学生の辛さを表現する必要がある。教室のカットでは、黙々と勉強している男子学生の前方に、楽しそうにおしゃべりをしている女子生徒が映っている。対比によって、男子生徒の辛さが際立っている。また、終盤までずっと暗い表情をしていることで、男子学生の辛さが表現されている。
■男子学生の結果を見せていない。
今回のCMでは、男子学生の受験結果を見せないほうが良いと考える。なぜなら、ターゲットの中には受験に失敗した人もいるから。加えて、現在頑張っている最中の人もいる。仮に、男子学生が合格している場面を見せた場合、受け手との距離感が出る恐れがある。つまり、嫌悪感を持たれたり、「自分とは関係がないこと」と思われたりする可能性がある。その点、結果を見せていないので、ターゲットの共感を得やすい映像になっている。
[自分がクリエイターだったら]
■男子学生が空を見上げるカットは、前方の空を見る。
終盤で、男子学生が空を見上げている。立ち止まって後方の空を見ているので、少しキザっぽい。自然な映像にするために、自転車をこぎながら前方の空を見上げるようにしたい。
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