No.21 ひんやりあんず 「第一夜篇」
https://m.youtube.com/watch?v=SdG2MaJM-fI
[企業・商材について]
キリンが販売するRTS(Ready To Serveの略)商品。RTS商品とは、アルコール度数10%~20%の酒類であり、氷を入れたグラスに注ぐだけで美味しく飲める。「ひんやりあんず」は、自然な甘さでフルーティーなため、女性が飲みやすい。
なお、キリンは「杏露酒」というあんずのお酒を以前から販売している。「杏露酒」は水や炭酸水などの割材を必要とする点が「ひんやりあんず」との違いである。
[ターゲット]
20代~30代の男女。カクテルや果実酒などの甘いお酒を好む層。
[企画の思考プロセス]
缶のお酒と比べて、「ひんやりあんず」は大きめの瓶なので、「人と分け合える」というメリットがある。つまり、コミュニケーションツールになり得る。さらに、男性にも女性にも好まれやすいお酒なので、“男女間”のコミュニケーションに役立てることができる。
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以上のことは他の多くのRTS商品にも同じことが言える。そのため、独自性を出し、強い印象を与えたい。
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特徴的なのは、その商品名。「ひんやりあんず」は、冷たさと甘さを感じさせる。その両方の性質を持つのは、いわゆる“ツンデレ女子”。
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“ツンデレ”は、2006年には流行語大賞にノミネートされ、それ以降もよく耳にするフレーズ。人に興味を持たれやすいキャラクターだと考えることができる。
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可愛らしい“ツンデレ女子”が、「ひんやりあんず」を飲みながら、仲良く男性とコミュニケーションを取る様子を表現する。
[CMの仕掛けを簡潔に言うと]
「ひんやりあんず」が男女間のコミュニケーションツールになることを伝えるために、男性と“ツンデレ女子”が一緒に飲んでいる映像を映す。
[演出のポイント]
■青系の色で統一されている。
商品名を印象に残すために、“ひんやり”感のある映像にしたい。冷たい印象を与える色は青系。そのため、服やインテリアなど、全体的に青系の色で統一されている。
■丸型の可愛らしいグラスが使われている。
宮崎あおいさん演じる“ツンデレ女子”を可愛らしく表現することが重要。丸型の可愛らしいグラスであり、入っているお酒の量も少ないので、飲んでいる仕草の宮崎さんが可愛らしく映っている。また、ハート型の氷が映るカットがあることで、CMの印象が可愛らしいものになっている。
[自分がクリエイターだったら]
■もう少し明るめのBGMにする。
“ひんやり”感を出すために、ホラーっぽいBGMになっていると予想できる。しかし、可愛らしい印象のCMにしたいので、もう少し明るめのBGMにする。
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