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ストレスへの対処法を知る③

引き続き、著書『メンタルタフネス』に学ぶ。

"悪いのはストレスそのものではなくて 、ストレスと回復の間をうまく行き来できないことにある 。実は ストレスは人間の成長にはなくてはならないもの"

"人間というのは 、最もストレスを受けた部分が最も成長するものだ"

"タフであるというのはリラックスして 必要なことに集中できる状態を意味する 。この状態を私は 「理想的な心理状態(IPS) 」と呼んでいる 。"

"感情がすべての根本だ──これに気づいたことで 私の研究は大きく飛躍することになった 。"

" 感情はすべてに関わってくる 。顧客サ ービスの最大のポイントも感情だ 。大事なのは顧客に対して 「どんなサ ービスをするか 」ではなく 、顧客を 「どんな気持ちにさせるか 」だ 。株式市場は世界の出来事にというより 、出来事を人々が 「どう受け取るか 」に反応して動く。"

"コミュニケ ーションにおいて 、最も重要な要素は 「感情 」だ 。使う言葉より その背後にある感情が大切なのだ 。"

"あなたの身にふりかかってくる出来事があなたの性格や将来を決めるのではない 。出来事にどう反応するかが問題なのだ 。人生の嵐も難題も 、みな単なる 「力 」にすぎない 。こうした 「力 」にどう反応するかで 、あなたの未来も性格も 人生の骨組みも変わってくる 。"

 ストレスに"慣れる"事はないように思うだろう。感情を持つ我々は、感情から逃れる事は出来ない。イヤな事があれば苛立つし、不快な事があれば、不快な感情を持つ。しかし、知識として、それらにどう対処すればよいかを知っているという事は、自身の思考ひいては行動に大きな変化をもたらし、自分の人生をネガティブなものから、いつも少しだけポジティブな方向へ変えてくれるはずだ。

 思考と感情は、双方向に作用し合っている。私たちは、感情に直接働きかける事はできないが、思考を直接コントロールする事は出来る。ネガティブな感情からも学び、日々賢くなり、ポジティブに生きられるようになったら、実り多き人生になるはず。そのノウハウは誰でも習得可能だ。

自分なりのストレスへの対処法を複数、確立しよう。例えば、以下のようなものだ。

①3大欲求(睡眠,運動,栄養)をしっかり満たす
②深い呼吸する,イライラを客観的に見る
③文章に書き、その事象の振返りをする(一人で行う。誰かに感情的に話してしまう前に)

④他人話す(信頼できる人に打ち明けよう。信頼出来る人ならば、感情を吐露しても構わない)
⑤このストレスは、一時的なモノだと認識する。必ず乗り越えられると、ポジティブな思考に徐々に切り替えていく。

いかに積極的な生き方を取り入れられるか。感情と思考の相互作用を意識しながら、思考を使いこなせるか。今日から始めよう。

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