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#超一流になるのは才能か努力か
(良著紹介)「PEAK」Anders Ericsson/Robert Pool その①
人は環境の動物。環境が自分を押し上げる。選べるならば、良い環境に身を置こうと誰もが一度は思ったことがあると思う。本書はいかにその分野で一流と呼ばれる人達がその成果を獲得したのか、凡人と彼らを隔てたものは何だったのかを、膨大な論文や研究を通してわかった結果を、一般読者にもわかりやすく説明したものである。以下、要点を抽出。
・自然にできるようになった能力は、改善に向けた意識的な努力をしないと徐々に劣
(良著紹介)「PEAK」②:心的イメージと限界的練習の関係
本、特に良著を紹介する時には、全体の構成/ストーリー/文脈に配慮されての一冊の完成形があるので、抜粋は著者に取っては極めて危険もしくは不快な行為かもしれない。それを承知で、本書は今の自分にとって重要なテーマで1文1文が読み返す度に新たな示唆がある本であるため、抜粋をメモとして残す。
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・十分な負荷を、十分な時間に渡って与えれば、身体はそれを楽にこなせるようになる。
・優れたパフォーマン
(良著紹介)「PEAK」③:最終章の抜粋
特に自分が好きな最終章からの抜粋。
"Even those who don't reach the frontiers of field can still enjoy challenge of taking control of their own lives and improving their abilities. A world in which deliberate practice
(良著紹介)「PEAK」④:限界的練習の実践
「いかに自分が取り組んでいる分野において、限界的練習(deliberate practice)」となる学習法を見つけられるか、またそれを実施できる環境を整えられるか?」本書を読んだあとの私の関心はそこにある。
最終章Homo Exercens (邦題:人生の可能性を切り拓く)において、物理学の授業において「限界的練習」を取り込んだ授業(実験では、先生として授業を受け持ったことのない大学院生が、限