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能登・酒蔵めぐり(その1)〜鶴野酒造店〜

2020年9月、お彼岸の連休。
秋晴れの気持ちの良い天気の中、能登方面の酒蔵を巡ってまいりました。

石川県能登地方といえば、日本の四大杜氏の一つと言われる能登杜氏発祥の地。
その中でも、能登町の蔵を一気に巡ってみました。

能登町には3つの酒蔵があり、ここ数年は町をあげて蔵めぐりを行っていましたが、今年はコロナの影響で中止。
9月13日にオンラインで蔵めぐりを行い、Zoomでも各蔵とお話ししましたが、やっぱり現地に行きたいなあと、
連休を利用してドライブです。
何しろ公共交通機関に困る奥能登。ドライバーなので試飲なしの蔵めぐりです。

まず1軒目は、能登町鵜川の鶴野酒造店さんへ。
こちらは、「谷泉」というお酒を醸す、家族経営の酒蔵さん。
若き女性能登杜氏はまだ30歳前後でしたよね。

和倉温泉から約1時間ほど。
のと里山海道を走り、穴水インターを下りてから国道249号線へ。
それなりに走っていくと鵜川駅前(のと鉄道は廃線になりましたが、交差点やバス停に駅名は結構残ってます)交差点を右折。200mほどで川を渡り、すぐ左折。
集落の中に入って、鵜川漁港に向かっていくと、左手に「谷泉」の酒樽が見えてきます。

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お店に入ると左手に足踏み式アルコール消毒が。
ペダルを踏むと、アルコールジェルと共に呼び鈴が鳴る。これはなかなか面白い。

女将さん(杜氏のお母さんで、今も一部の樽で杜氏の役割もしています)が応対してくれました。

かなりお酒の在庫も減ってきているようで、特別純米、純米吟醸、大吟醸、特別純米ひやおろしの3種が出せるとのこと。1年間でちょうど売り切れる程度の量を醸す(熟成用に別にしてあるものはあると思うけど)。ちょうどいい量を作れるというのも、小さな酒蔵さんの大切なところなのかもしれないですね。


さて、ここは迷わずひやおろしを購入。なかなかおしゃれなラベルです。
ひやおろしは一度火入れをしてから、一夏熟成させています。
加熱処理されているので、基本的に冷暗所保管でOK。旅のお土産にもちょうどいいですね。

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もう少し涼しくなったら酒造りも始まりということで、この連休明けから蔵の掃除など準備が始まるということでした。

来年はもっとお酒が多くある時に来たいな。やっぱり4〜6月だよなあ。谷泉さんは別タンクのお酒とのブレンドは一切していません。タンクそれぞれの味を大切にするので、普通酒一つとっても、微妙に味が変わることもあります。
これも、小さな坂倉だからこそのこだわりなんでしょうね。普通酒一つとっても味が違うこともあって楽しそうだな。

また美味しい新酒を楽しみにしていますとご挨拶し、次へと出発しました。

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