甲子園を超えるものとは、、

 前回の投稿で「東京オリンピック・パラリンピック2020」の大会中止について少し触れさせてもらった。高野連は8月10日(月)に開幕する予定だった『第102回 全国高等学校野球選手権大会』を中止とすることを決めた。次は「夏の甲子園大会」の中止。すでにこのニュースをみて10日が経つ。

https://baseballking.jp/ns/229190

 「センバツ甲子園の中止」のときは、強引にも「まだ夏の甲子園を目指していこう!」と思えるから切り替えが可能であるといった世間の見方が強かったと思う。だが、今回は話が違う。世界ではいろいろな大会が「リーグ戦方式」を採用することが多い中で、日本独特の「トーナメント方式」で行われるこの甲子園大会。負けたら終わり。3年生の引退をかけて戦うこの大会が、チームにとって、そして3年間この舞台を目指して全てを犠牲にしてきた3年生にとってどんな意味を持つのか。中には甲子園で優勝するため、地元を離れ、15歳にして1人県を跨いで挑戦していく者もいる。

 私も高校野球に3年間打ち込んできた思い出ある。幸い甲子園にも出場することもできた。正直、いまの私には甲子園を超えるものは見つからない。正直な気持ちである。多くのプロ野球選手や、野球関係者、芸能人が、SNSを通じてコメントを出している。「甲子園に変わる3年生のための地方大会」を準備している動きがあるようだ。「満員の慣習、憧れの舞台、暑さ、疲れ、精神力、緊張感、レベルの高さ、世間の注目度、スカウトの目、プレッシャー」甲子園の1試合には様々なものが詰まっている。ぜひ高校球児のためにできることを「できる前提」で考えていってもらいたい。

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