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先回りして手を打っておくことで救われる

いやーーこの週末大変でした!

ほんとたいへんだった。

いや、ありがたい話なんですよ。
でも大変。
何かというとサイン色紙を200枚書いたのです。

詳しくはよくわかってないんですが、
サイン色紙付きで本を売るキャンペーンをしていただけるらしくて、
そのために200枚、サインを書いて欲しいと。

いや、ほんとに、ありがたい話なんですよ。
でもこれが、話をいただいたときからめちゃ気が重かった。
なにせ、これが大の苦手でして…

もともとサインなんて考えてもいないし、
字、ヘタだし、
壊滅的にヘタだし、
いやほんと自分でも自分の書いた字が読めないほどヘタだし、
デザイナーだからステキな字を書くんだろうなとか思われていたら…
もうほんと、ごめんなさいしか出てこない。

今まで本にサインを頼まれて11冊だけサインを書いたんですが…
(ちゃんと数えてる)
本を汚してしまうみたいで、なんか申し分けない気持ちになってしまって、できるなら書きたくないなーと思っていた。

今回は本に直接書くわけじゃないけど、わざわざサインを書くために色紙を200枚もご用意いただいたとのこと。
ものすごくありがたい!!
でも同時に申し訳ない。色紙に申し訳ない。

色紙が送られてくる前から、
「どうしようかな」と思っていたんだけど、
考えていても始まらない。
何か、動こう。

色紙が届く前にまず最初にやったこと。
「ハンコ」をつくった。
ただサインをするだけじゃ、なんか申し訳ない。
なにかできないか?
そう考えて「ハンコ」をつくることにした。
字がドヘタでも、ハンコが押してあったら、ちょっとはごまかせるかも…。

とにかく時間がない。
1週間で書いて送らないといけない。
使える時間は週末の午後の時間だけ。
そこに間に合うようにつくらないといけない。
まにあうかどうかわからなかったけど、とりあえず作ってみた。

ピクくんが手を上げているこんなハンコ。

ハンコ間に合うかな…
それに押してみてイマイチだったら…
そんなことを考えてもうひとつ手を打つことにした。

「シール」を作ろう!
ハンコが間に合わなかったり、イマイチだったりしても、
シールを貼れば…
とにかくもう一つ手段を用意することにした。

ピクトくんが走っているこんなシール。

とにかく、スピード重視で作った。
仕事の合間にサクッと作ってどちらも入稿した。

これで、サインがイマイチでもきっと許してもらえるだろう。
少しだけ気が楽になった。

早めに手を打ったおかげで色紙より先にハンコとシールが届いた。

遅れて色紙が届いた。

で、週末。
サイン書きましたよ!
200枚。
めちゃくちゃ大変だった。
でもがっつり半日時間を空けていたので、その日のうちに全部書いて、宅急便で返送した。

どんくらい大変だったか…
実作業自体は、流れを作って、25枚ずつ一気にサインを書き、次に一気にコメントを書き、そしてハンコを押していく。
最初の10枚でどうやれば一番無駄なく正確に作業できるか実験して、あとはそれに従ってやっていけばいい。
200枚!楽勝!!!
うそ、大変だった。
手が疲れて、ふだんしない運動をしたせいか、腰が痛くなったり、ついでに足も痛くなったり、けっこうな重労働だった。

でも、それより大変だったのは、何をどう書くか決める事の方だった。
そっちの方が100倍大変だった。

色紙、生まれて初めて書く。
どう書くか、何を書くか、それを決める。
これが…想像以上に大変だった。

意外に紙のスペースは広くて、その空間をどう使うか…。
字を小さくして余白を活かすのがいいのか、
それともダイナミックに書いた方がいいのか、
色紙サイズに切った紙に何個も何個も試し書きした。
サイン自体も特に決めてなかったので、
これまでアルファベットで「Shimpachi」ってさらっと書いてたけど、
漢字の方がいいのか?とか、
ただ「8」って書くのはどうか?
「八」でもいいんじゃないか?
もういっそ名前と関係ない記号でよくない?
それからコメントも書いた方がいいよね、
何書けばいいんだろう、
継続に関係ある言葉がいいよね、
筆で「趣味、継続。」って書くとか…
でもたぶんそんな難しい漢字200枚も書けないよね…
一回迷い出すと、もう何がなんだか分からなくなってきた。
試作だけで何枚書いたか…わからない。

ただ、よかったのは、事前にハンコを作っておいたことだ。
これがあったおかげで救われた。
最終的にはハンコを押す場所を起点にしてサインの大きさとコメントの大きさのバランスを考えて、うまくおさまった。
これがなかったら…永久に何も決められなかったかもしれない。

シールまで貼るとやりすぎ感が出てしまうので、こちらは貼らずに封入することにした。
すごくがんばって書いたけど、やっぱりきれいとは言えない字の埋め合わせですね。

言えるのは、先に手を打っておいてよかったということだ。
サインを書いてから、何か足りない、ハンコを作ろうと思っていたら、間に合ってなかった。
先回りして手を打っておいたことで救われた。

何か起きそうだなと思ったら、先回りしておく、ほんとこれ大事。
土壇場で慌てない。

と、また当たり前のことを長々と書いてしまった…。

長々とお読みいただきありがとうございます。
サイン色紙の詳細はいずれアナウンスがあると思います。

先回りで言えば、配信しているこのポッドキャスト「続けるラジオ」も、初回から使っていた編集アプリのサービスが7月に終了するということで…
終了のアナウンスを聞いた6月頭に収録+編集方法を変えた。
終了してから慌てて変えるより1日でも早く切り替える。
先回りしておく。
最初の週でうまくいかなくても、その分余裕ができる。
これまで使っていたアプリが録音してBGM追加のボタンを押すだけの簡単設計だったので、変えるのはすごくストレスだったけど、切り替えて3週間ほど経って今のやり方にも慣れた。
作業が面倒な分、やれることも増えたので、以前より自由度が上がって切り替えて正解!と思えている。
いままで基本ノー編集の録りっぱなしだったので、アクシデントが起きるとイチから録音をやり直してたけど、編集が自由にできるようになったので、その必要がなくなったのが大きい。
やり方を少しずつ勉強していこうという、いいきかっけになった。
ま、そんなわけで、今週も続いているラジオです。
記事と同じようなことを話してます。


友人とやっているポッドキャストも第10回!
こちらは友人に編集してもらっています。
いつもありがとうございます。


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