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具体的にすることが大事だという基本的なこと

しつこいようだけど、
なぜ先週「ゆるくnoteをつづけること」が無理だったのか考えた。

1週間考えた。

答えはなんとなくわかった。

「ゆるく」に具体性がないからだ。

ビジネス書にもよく書いてある。

「具体的にしろ!」
これは、何においても大切なことだ。

「具体的」でないと人は実行できない。

「ゆるく」をもっと具体的にしないといけない。

たとえば

・1500文字以上は書かない
・30分以上時間をかけない
・書きたくなければ書かない

これがいま5秒で思いついた「ゆるく」の具体化だ。

これならできる、かもしれない。

なので今週はこれでいってみる。
制限時間は30分…やばいあと25分しかない。

とにかく仕事において「具体的にする」のは重要だ。
ほんとに重要だ。

わたしも仕事の場面では、できるだけ具体的にするようにしている。

例えば急ぎで頼まれた仕事の納期について、
かなり時間がない状態ですぐにでも仕上げないといけないようなとき。
「いつまでに可能でしょうか?」と聞かれたら、
「できるだけ急ぎます」だけの返信はしない。
「できるだけ」も「急ぐ」も具体的ではないからだ。

できるだけ急ぎます。遅くとも2日後には必ず送ります。

こう返信する。
とにかく、急いでやることは伝えつつ、いつまでにを明確にする。
で、こう書いておいて、だいたい翌日には送るようにはしている。
2日後というのはどうしてもダメだったときの予防策だ。

最悪でも絶対に守れる期限を明確にしておくというのが、
「具体化」して伝えるポイントでもある。

「近日中に送ります」というのもダメだ。
「近日」の幅が人によって違うからだ。

近日…わたしのとっての近日は、2〜5日くらいの認識だ。
しかしこれが人によって認識の幅がバラバラで、
「近日中に送ります」と言われた素材を待っていたら、
届いたのが2週間ほど経ってからだったってことが最近あった。
余裕があったはずの制作期間が、驚くほど短くなるハプニング。
素材がない状態で準備をしていたのでなんとか間に合ったけど、
ただ待っていたらアウトだった。

これは「近日中」を具体化しなかったのが問題だ。
ただ「近日中っていつですか?」と聞くわけにはいかないのが悩ましい。

直接聞くのは難しいけど、こういうふうに伝えることはできたはずだ。

近日中にいただけるとのことで、5日ほどお待ちしてみます。
遅くなりそうなときはご一報いただければ幸いです。

こう返信しなかったミスだ。

どのくらい具体的にするか、程度の問題はなかなか難しい。

「近日中」はだめだけど「数日」だといいのか、
2日後というのも2日後の午前中なのか午後なのか、
どこまで伝えるのが正解なのだろうか。

さきほどのわたしの返信例

できるだけ急ぎます。遅くとも2日後には必ず送ります。

これだって、もっと具体的に書くことができるはずだ。
2日後の午後なのか午前なのか、いや、そう言ってたぶん明日には送ることができるはずだから、そのことも書いておくと、急いでいる相手を安心させられるのではないか。

できるだけ急ぎます。遅くとも2日後の午前中には必ず送ります。
ただ予定より早く取りかかることができたらその前にお送りするようにします。

このくらいの具体性だと、どうだろう。
ちょうどよいだろうか。
いや、しかし予定より早くがいつのことなのか言わないのは具体性に欠けているのではないか?

できるだけ急ぎます。遅くとも2日後の午前中には必ず送ります。
ただ予定より早く取りかかることができたらその前にお送りするようにします。
明日の朝に時間を作れる可能性があるため、そのタイミングでできた場合は明日の午前中にお送りできると思います。

少し長いけどより正確になった。
しかし待て、そう言っておきながら、やっぱり明日の朝時間が作れないかもしれない。もしかしたら、体調を壊して数日寝込む恐れもある。そしたら2日後に送るというのも難しくなるかもしれない。どうしよう。

できるだけ急ぎます。遅くとも2日後の午前中には必ず送ります。
ただ予定より早く取りかかることができたらその前にお送りするようにします。
明日の朝に時間を作れる可能性があるため、そのタイミングでできた場合は明日の午前中にお送りできると思います。
ただしその時間に取りかかれない可能性もあって、その場合はやはり当初のお書きしていた2日後の午前中までとさせてください。
ただ突然病気になったり、不慮の事故にあってしまったときには、大幅に遅れてしまうかもしれません。
そのときは大変なご迷惑をおかけすることになると思います。
何とぞご容赦ください。

ただの面倒臭い人だ。
…なにごともやりすぎはよくない。

この場合は、やはり最初のくらいシンプルな方がいい。

できるだけ急ぎます。遅くとも2日後には必ず送ります。

これで十分だ。

しかしやりすぎなくらい具体的にしないといけない場面もある。
たとえば刑事映画に出てくる突入の合図なんかはそれだ。

映画「リーサル・ウェポン2/炎の約束」の冒頭にこんなやりとりがある。
「3で突入するぞ!」といって突入するのだけど相棒がタイミングを逃す。
1、2と数えて「3」を言うと同時に突入するのか、
それとも「3」を言い終わってから突入するのか、
それをめぐって主人公2人が言い合いになる。
同時なのか後なのか、一瞬の違いだけど、
物語の中盤でこの冒頭のやりとりが活きてくる。
トイレに仕掛けられた爆弾をめぐるエピソード。
便座から立ち上がったら爆発する状況で、
液体窒素を使って一瞬の遅延を作って爆発を逃れようとする。
便座に座った本人は10時間以上座っていて動けない。
相棒がそれを引っぱることになる。
一瞬でも判断を間違えたら2人とも爆発に巻き込まれて死んでしまう。
「1、2、3で引っぱるぞ!」
「1、2…」
「ちょっと待て、3と同時か、3を言ったあとか?」
この一瞬の違いが2人の運命を決めてしまう。
やりすぎなくらいの具体化だけど、本当に命を左右する場面だ。

時にはこのくらい具体的にしないといけない場面もある。


さて、ここでちょうど30分…。
え!?いや、うそだった1時間以上経ってた。
そして2500字…1000文字オーバーだ。

具体的にしてみたところで、
できないことはできないということだ。

長々とお付き合いいただきありがとうございました。

実は他に週末書いていてものがあって、
そっちに時間がかかりすぎて、このnoteは超大急ぎで書いた。
他に書いていたのはこちら↓
2021年上半期のテレビドラマベスト10
サンクチュアリ出版のブログにアップしたので、
よかったら読んでください。



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