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ブルンジ・ルワンダ国境エリアに伝わるおもてなしアート展|展覧会編

 皆さんこんにちは、下妻市地域おこし協力隊の大竹です。
 今回は11月28日(土)に下妻市のかふぇまるcafé & studioで開催されたしもつま3高主催「ブルンジ・ルワンダ国境エリアに伝わるおもてなしアート展」について記録します。
 私は協力隊として会場の設営・運営・記録をお手伝いいたしました。

開催経緯

 実は下妻市は、来年に延期されたオリンピック・パラリンピックにて、ブルンジ共和国のオリンピック・パラリンピック選手団の事前キャンプの受け入れ・サポートするホストタウンになっています。(広報しもつまNo.773令和2年9月号p.9に簡単な紹介があります。)
 お互いのことを事前に知りあえたら、もっと良い滞在・もっと良い応援ができるはず!ということで、お互いの文化について情報発信する企画の依頼がしもつま3高に来ていました。

 そんな中、偶然、ブルンジ共和国の隣国、ルワンダに伝わる子牛の糞を用いて作られた伝統アート「イミゴンゴ (Imigongo)」の調査研究者である加藤雅子さんが帰国されていることが分かり、急遽下妻市オリンピック・パラリンピック推進員の方を通じて、展覧会とお話会の開催を依頼したところ、なんと引き受けてくださることに…!

「Cultural Capital Rwanda R&D Ltd.」の代表である加藤雅子さんは、2017年よりルワンダに在住し、伝統文化や伝統医療の調査活動、それにまつわる旅行ガイドもしていらっしゃいます。
 加藤さんが運営されるwebサイト「Imigongo anywhere」では、イミゴンゴの情報発信と作品販売が行われています。「イミゴンゴってどんなものだろう?」と気になる方は、webサイトの他、素敵な写真や言葉で溢れているInstagramfacebooktwitterも是非チェックしてみてください。

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「展示会やろう!」決まったのが9月の終わり?かそこぐらい。そこから、興味を持っている3高メンバーとオリパラ推進委員の方とぐわわー!っと企画をつめ、下妻市役所企画課の皆様にもサポートしていただきながら、告知が始まったのが10月下旬。怒涛の勢いで準備が進んで行きましたが、皆様のフットワークの軽さに驚きっぱなしでした。

展覧会の様子

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 加藤さんのディレクションの元、いつものかふぇまるは、すっかりアートギャラリーの様にしつらえられ、作品とじっくり向き合える様な空間に様変わりしていました。
 前もって予約してくださった方、通りすがりの方や、お子様連れの方、年配の方まで様々な方がお越しくださいました。塗装前で子牛の糞が塗られ乾燥した状態の見本(!)も展示され、みんなで匂いを嗅いでみたり…

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「なんでこの柄なの?」
「どうしてこんな名前なの?」
「なんで色が違うの?」
「どうやって描いているの?」
「なぜ牛のふんなの?」

 など、見れば見るほど不思議で疑問が湧いてきます。幾何学文様は人の指でなぞられて描かれたと思えぬほど正確ですが、近くで見ると草の繊維や、ちょっとした線のゆらぎが見られて温かみが感じられます。
 来訪者の方々が加藤さんに沢山質問されている様子が印象的でした。加藤さんも楽しそうに質問に答えてくださるので、知的好奇心が刺激され満たされる充実した時間がかふぇまるに流れていました。

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(イミゴンゴの作品の他、加藤さんが現地で仕入れたアフリカンテイストの布のトートバックと、それで日本の作家さんが作られたがま口が展示販売もされていました。私は手前の緑のトートバックと親子がま口をゲットしました^^)

お話会編へ続く⇒(執筆中)

リンクまとめ

≫下妻市ホストタウン事業の紹介
広報しもつまNo.773令和2年9月号p.9
≫しもつま3高facebookイベントページ
ブルンジ・ルワンダ国境エリアに伝わるおもてなしアート展
≫加藤雅子さん運営webサイト/SNS
Imigongo anywhereInstagramfacebooktwitter

(文/写真 大竹英理耶)

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