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あまとみトレイル2泊3日①1日目24km



先週末の9/21~9/23にかけて、あまとみトレイルを2泊3日で歩いてきた。
あまとみトレイルとは、長野と新潟の県境にある雨飾山、斑尾山、戸隠山、妙高山の麓を通るルートで、4つの山域の頭文字から「あまとみ」と名付けられたハイキングコースだ。

何かのメディアで、「都内から長野駅までアクセスに2時間かからない」「初心者にも歩きやすいロングトレイル」といった謳い文句で紹介されていて、アウトドアを始めて何年か経って装備も揃ってきたので、そろそろ行ってみようか、と思い立って歩いてみることになった。

ところがどうだろう、歩き出してみると美しい景色の連続でこんなルートが国内ロングトレイルの登竜門になっているだなんて、何て贅沢なんだろう!と感じた。

GRiiixを手に入れてハイキングしながら写真を取るのが本当に楽しいけれど、Instagramだけだと載せきれないし、自分自身の旅の振り返りに、ということでnoteを書いてみることにした。続くかわからないし、飽きたらやめるかもしれない。

でも今はなんとなく書き留めておきたいから書いてみよう。


長野駅から市街地を抜けて

ルート上にはポイントごとにサインが掲げられており、
注意深く歩いていればマップがなくても迷うことはない。
市街地からトレイルに入った直後に現れた倒木。
冒険の始まりを感じる。
しばらく歩くとひらけた里山エリアに。
この辺りは果樹園が多く、林業が盛んな地域らしい。
実験林とは、森林や林業の研究を行う場のことらしい。
エリアごとに植生が分かれていて、ふかふかの土を踏みしめながら歩くのが心地いい。
退屈で長いロード区間は一旦終わり。
ここからいよいよ戸隠古道へ。


神領、戸隠古道へ

一の鳥居苑地。
古くから戸隠神社の神領入り口として石造りの鳥居があったが、1847年の善光寺地震で倒壊した。石材不足により木造で再建されたが、1985年に倒壊の恐れがあったことから取り壊され、今は当初の石材の基礎が残るのみになっている。
そろそろ歩き疲れてきたな、というタイミングで茶屋が。
戸隠そばに天然きのこの天ぷら、極め付けはデザートだ。

信州・安曇野で採れたミルクに、戸隠の農園で取れたブルーベリーソースのアイスクリーム。
本当にフレッシュで美味しかった。
カロリーチャージもできたことだし、トレイルに復帰。
ロード脇のよく整備されたルートを歩く。
トレイルを歩いているとたまに現れる、軽装のULハイカー。
とんでもないスピードで抜き去られて、この後彼に再会することはなかった。
地面に落ちた若いどんぐりたちとHydra ESC。
街で履いていると派手な印象を受けるが、トレイルによく馴染む靴だ。


戸隠神社を巡る

戸隠神社の一つ目、宝光社に至る階段。
てっきり、手水舎は手や口など身の穢れを清めるためのものとばかり思っていた。
ここはどうやら心も清めるものらしい。
270余段の石段を登る。
立ち並ぶ杉の古木の風格が、この石段を一層神聖なものに感じさせた。
宝光社の神殿。
寺社仏閣には疎いけど、圧倒される迫力がある。
自然の中で感じる音にそぐわず好みではないので、熊鈴は持たない派。
代わりに、3日間を通して人がいないエリアでは「ポーウ!」と奇声を発しながら歩いていた。
伏拝所の御神木。
もともと奥院から地蔵菩薩の御正躰が飛んできて女の子にのりうつり、「女人禁制で奥院に参詣できない女性のために私を奉ってここから奥院を拝むように」と人々に告げた場所だとか。
通りすがりの竹細工店。
トレイルでは伝統工芸品を営んでいる店によく出会うが、今の時代に売れるものなんだろうか。
なくならないでいて欲しいと願う。
トレイルでは鏡やガラスを見つけては自撮りで遊ぶ。
天然のフィルターがかかったようで、鮮明に写りすぎないところが気に入っている。
中社。
天の岩戸を開けるために神楽を奏でることを考案した知恵の神、天八意思兼命(あめのやごころおもいかねのみこと)が御祭神。


樹齢800年あまりの三本杉。
奥社と九頭龍社も回るか悩んだが、長いロード区間で足にダメージが溜まっており断念。
早めにキャンプ場を目指すことにした。
念仏池。
親鸞聖人が念仏を唱えながら杖をさしたところ、湧き水が出てきたという逸話があり、
今でも池の底から水泡が湧き出ているらしい。この日は雨でよくわからなかった。


戸隠キャンプ場

しとしと雨が降り始めていたので、ひとまず急いで設営。
シェルターはmikikurotaのElemental1。


名前もいかついが、ギザギザした山容がかっこいい九頭龍山。


雨粒がシェルターの幕を優しく叩く。
DCF製なので、フロアレスでも室内は全く濡れないのがいいところ。


8分300円で使えるシャワールーム。
ドライヤー付き。


ランドリーだけじゃなく、乾燥機まで完備。
おかげさまで初日に濡れまくったウェアを清潔に、ドライに保つことができた。


晩御飯を食べながら、マットに転がってビールとネットフリックスでアニメを楽しむ。
初日の達成感を味わいながらこの日は眠った。

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