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熊がきた2

周囲の方々の反応が怖い。
移住者が面倒を持ち込んだ、熊を呼んだって思われたらどうしよう。
出て行けって言われたらどうしよう。。

と、心配にもなりますが
それよりも、それよりもです。
まずは集落の方々の命の方が大事。
どう思われても、そんなこと大したことではなく
とにかく状況を周りの方々に細かくお知らせして
対処の仕方を教わって、
自分の事なんでどうでもいいんだって思いました。

とはいえ、冷や汗です。
せっかく溶け込んだ集落。
それでなくても、コロナの状況で
東京と集落をいったりきたりしている私。
なんだったら、嫌がられても仕方ない状況の中で
さらに熊問題。

二重に積んでしまった。

いろいろな意味で怖いなあと思ってたんですが

周りの反応は全く違いました。

「怖い思いしたのう。また来年やればいいのう」
「気にしないでいい、大丈夫大丈夫」
「熊はいるもんだから」「俺ならこう倒す!!!」
「蜂蜜ってどう濾過するの?」
「こんな対応しか出来なくて申し訳ない」

もうね、みんな神様かと。
煩わしい移住者が面倒を起こしたなんて思ってる様子もなく
どちらかというと、慰めてくれるんです。
で、ここで生きる方法を教えようとしてくれてる。
山人のあり方みたいな、腹のくくりかたが違う。
やっぱりここは凄いなあと改めて思いました。

神様、色々ありがとう。いや、ほんとうに。
命も助かって、周りにも恵まれて。

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