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5月の園藝部DAY~ななこ垣をつくる~

日時:2021年5月29日(土)9時~12時 / 15時半~18時
場所:BONUS TRACK / オンライン

月に1度の園藝部DAY!下北線路街園藝部では毎月最終土曜日に、園藝部DAYとして、下北沢の街の緑化活動や、園藝部の活動内容に関する話し合いを行っています。

まちなか園藝教室

こんにちは、園藝部のけんぞーです。今日は5月の園藝部ディのレポートです!今月のまちなか園藝教室では、ななこ垣の制作ワークショップとコンポストの管理作業を行いました。

オープニング

まずは指導担当の宮下さんから竹垣のいろいろな種類と名前についての解説がありました。今回ワークショップでつくってみるのは「ななこ(魚子)垣」、細く裂いた竹を弓なりに地面にさして、隣り合わせた竹同士をシュロ縄で結んだ簡単な竹垣です。高さ40 センチくらいの竹垣なので、簡単に乗り越えられますが、入らないでねというサインとして使われるものです。

ななこ垣

続いて、竹を割くのにつかう道具の説明がありました。竹は「なた(鉈)」を使って割るのですが、竹を割く用のものは包丁のように片面から研いだものではなく、両面から研いだ刃となっているため、竹を割るときに曲がらないということでした。

道具説明

簡単な説明が終わったら、実際に竹をノコギリで切ったり、鉈で割ったりの作業を参加者が実際にやってみます。竹は繊維が表面にもしっかりついているため、ノコギリで勢いよく切りすぎると、ささくれだった切り口になってしまうため、最後は丁寧に回しながら切り落とすようにとか、竹は末(上の方)から元(根本に近い方)に向かって割くようになど、細かい指導がありました。竹を割いた後は裏側の節を落として、いよいよ本番の竹垣をつくる作業です。

竹割り

まずは竹をしならせて地面に弓なりに刺していきます。後で隣同士を結べるように少しずつ重ねた部分をつくりながら、ぐるりと足を踏み込んでもらいたくない植栽スペースを囲っていきます。

竹を地面に刺す

最後はシュロ縄で竹同士を結んでななこ垣を仕上げていきます。結び方は男結びという結び方。ちょっと慣れないと難しかったようで、何度も見本を見返しながら、みんな一生懸命に結んでいました。ひもの結び方とかっていろいろ出来るようになるとカッコいいですよね。今後のワークショップでも引き続きやっていく予定なので、興味のある方は是非参加してみてください。

ななこ垣制作ワークショップ

途中ふたてに分かれて、よしじ隊長の元、コンポストの管理作業も同時進行で行いました。今年はサツマイモの栽培をしてみようということで、コンポストの腐葉土を麻縄の袋に詰めたものをふたつ作って、サツマイモの苗を植える計画です。こちらは足場板でつくられたコンポストの中の土を掘りだして袋に詰め、今後のためにコンポストのスペースを確保する作業のため、もっぱら力仕事を交代しながら進めていきました。途中力仕事に飽きた女子たちは、シロツメクサを摘んできて花飾りを作って帽子に飾るワークショップをはじめて写真を撮って遊んでいました。息抜きをしながら力仕事を続けること大切ですね。

コンポスト

最後にサツマイモの栽培用の麻袋を空き地に運んで苗を植える作業をしました。これは他の植物と一緒に水やりをして秋に収穫の予定です。焼き芋やるのかもね。今から楽しみです。よく晴れた初夏、気持ち良い汗を流した午前中でした。

サツマイモ

園芸部会議

午後はZOOMで園芸部会議を実施しました。

今月の主なトピックは・園藝市延期の方針、・植栽管理事業と一般向けイベントのすみ分け方について、・セブンイレブンの助成金申請の方針について、・園芸部の新体制と活動の進め方について、・Fブロックでの事業方針とセタカラー申請について、・養蜂についてなどでした。年度末くらいに完成するFブロックの拠点活用に向かって、体制を整え新しい事業の検討をつづけているので、その報告が主となる会議でした。

下北線路街園藝部は、園藝のプロからアマチュアまで多種多様な人が集まりシモキタらしいみどりをつくり、いかし、はぐくむことをテーマに活動しています。活動にご興味があれば気軽にメッセージお待ちしております。


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