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コンポスト発電 Soil Mate

こんにちは。
コンポスト発電をしている、部員でStudio 9%のタカサゴマサミです。

コンポスト発電を始めたきっかけなどと共に、シモキタ園藝部でのイベントのことなどご報告させていただきます。

「植物が近くにあったり、見たり、触れたりするだけで、心が落ち着くのはどうしてだろう。
なにかエネルギーを出しているのでは?
そうだとしたら、いつかその不思議な力を目で見てみたい!」
いつからか、そう思うようになりました。

そして、2015年にオランダで植物発電というものが実用化されていると知りました。「やっぱり植物はエネルギーを出しているんだ!」と感電したように感激して、実験キットを取り寄せて我が家でも実験をスタートしました。

水性植物の根から出る栄養分を微生物が分解するときに電流が出て、それをキャッチして光にするという仕組みでした。

微生物が育つと共に電流値もあがり、半年以上かけてやっと小さなLEDライトが初めて点灯したときは、妖精が姿を現してくれたような気持ちでとても感動しました。

微生物の面白さ、見えている植物の下の土の中の神秘にも魅せられていき、2019年からは、微生物の力で生ごみを分解する「コンポスト」にも夢中になっていきました。

室内で一緒に暮らすように観察し続けたコンポストは、家族のようでもあり、宇宙の入り口のようでもあり、たくさんのことを教えてもらっています。

そして、2022年に日本でも植物発電が実用化され、実験キットもあるということを知り、取り寄せてみました。

「微生物がいっぱいだから、ひょっとして」とコンポストに入れてみたら、短時間で点灯!!

開発された㈱ニソールさんに連絡してご相談したところ、コンポストでの報告や提案は初めてとのこと。発案者として大事にしてくださり、「コンポスト発電」を共同開発することになって現在に至ります。

いろんな種類のコンポスト、農家さんの堆肥、畑、森など循環のあるところで実証実験をしています。微生物が元気なほど電流値も高いのが嬉しいです。
微生物の出す電流だけでなく、自然のなかにある養分をイオン化して電流をキャッチするなど、電極が何役も活躍しています♬

2023年には、出続けている小さな電力をコツコツ蓄電してためておけるようにもなりました。大事に大事に使っています。

2023年春のEARTHDAY SHIMOKITAで、蓄電タイプをのはら広場でお披露目。微生物クラブ友達でNPO法人地球守理事の小川彩さんとトークさせていただきました。イベントで出たごみを電気にしてみる予定でしたが、なんと生ごみほぼ0!という素晴らしいイベントでした。

コンポストも人間のおなかと同じで、「食べ過ぎ飲みすぎよく噛まない」、は微生物が分解するのが大変で調子が崩れます。

きっと自然も同じで「何でもおまかせ」で頼り切って雑にしているとやっぱり調子が崩れるのでは。。。

何でもバランスとほどほどが大事だなぁと、コンポストを混ぜながらいつも教えてもらっています。

コンポスト部の「コンポストショールーム DE コン活」に参加。コンポスト好きな方にも初めてコンポストを知る方にも、とても楽しいイベントでした。
コンポスト部のキエーロに「コンポスト発電」設置。
「小径のノエル」点灯式。園藝部DAYのワークショップで作った循環クリスマスツリー、コンポスト部によるシモキタ園藝部マーク、葉っぱマークがキャンドルの明かりと共に灯りました。
ごみを減らしながらの手作り電気の楽しさは格別です。
ちゃやのベンチスペース。コンポストの手入れしていると、話しかけてくださる方、
混ぜてくれるお子さんもいて嬉しいです。
ちゃやのお正月の餅花のようなイルミネーション。
部員の方が入れてくださった人参から芽がでていました。かわいいです。
「世田谷のまちと暮らしのチカラ まちづくりの歩み50年」で4月21日までシモキタ園藝部の展示の中でコンポスト部のキエーロが点灯しています。

コンポストでごみを活かしながら、収穫するように電気をいただく。
この楽しさが、広がっていったらいいなと思っています。



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