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僕の気まぐれと非常識が引き起こした「秋のねこまつり」について語ろう#01「きっかけ」

秋のねこまつりって何?

2020年9月19日から22日の4連休。局地的に、本当に局地的に、「秋のねこまつり」ということが開催されていることをご存知だろうか?

おそらくご存知ないだろう。

僕も当事者じゃなければ全く気づかなかったと思う。もちろんパンをたくさん買って参加するわけでもなく、白いお皿をプレゼントしてもらえるでもない。

ただ、とある人の描く「ねこ」のアイコンが、ちょっとだけtwitter上で増えているだけである。けれど今日からの4日間を、多分僕は忘れないんだろうなと確信している。

一体何が起きているのか、まずはそのきっかけについて語っていこう。

そのためには、少し遠回りになるが、僕の性質から話させてもらいたい。

非常識なワンリピーター

僕は極端な人間だ。

例えば1年間毎日朝食が同じものでも、全く苦にならない。むしろ楽だと思ってしまう。実際に今月の朝ごはんは、全部プロテインだ。

一週間同じ曲のワンリピートなんてしょっちゅうだし、大好きな映画「サマータイムマシーンブルース」は、もう何回観たかわからない。セリフだってだいたい覚えてる。

大好きな白シャツは、同じものを4着持っているし、同じ服の色違いなんて、どれだけあるかわからない。

そんな僕は、好きなnoteもリピートして読んでしまう。

例えば、尊敬する山下さんのこれとか

飾らないのに美しい文章が素敵な、さやかさんのこれとか

僕の周りには文章表現が秀逸な、その道のプロフェッショナルがたくさんいる。とてもありがたい。だから時間ができると、ボケーっと素敵な文章を読んで心を洗ってもらっている。何度読んでも色あせない言葉を紡げる方々に尊敬を禁じ得ない。どれだけ感謝しても足りない。


連休前の夜も、ブックマークしたnoteを読んだりSNSを眺めながらまどろんでいたのだが、唐突に見慣れたねこの画像がtwitterに流れてきた。

これは、あおいさんというライターの女性が描いた「似顔絵」だということを僕は知っていた。そしてその記事がとても印象に残って、時々リピートして読んでいた。

これである。

そもそもこの猫、お世辞にもうまくはない。けどかわいい。何よりこれを「似顔絵」と言い切るエネルギーに驚きを禁じ得なかった。

この人は「アホか」と。

ここでいう「アホ」とは褒め言葉だと思って欲しい(少なくても僕はそのつもりで書いている)。

いやはや、なんでも言い切ることは大事である。

勢いとエネルギーが欲しいときに、僕はこのnoteを読んでいる。そしてその度に感謝しながらちょっとだけ後悔をしていた。

「なんで似顔絵描いて!って言わなかったんだろう」と。

普段ならそのまま後悔して眠っていたのだろうが、なんとなく今日なら言えそうだ。いや、今日言わなかったら、多分一生言えない。そんな思春期の告白くらい悩んだ僕は、最終的に眠気を言い訳に「まあいっか」と気まぐれに伝えてみることにした。

その結果がこのヘタレっぷりである。描いてくれなくても傷つかないように最大限の遠回りをしてあおいさんにアピールをしてみたわけだ。

翌日の朝目覚めた僕は、驚きのあまりスマホを投げることになる。

秋のねこまつりの兆し

朝起きたら、似顔絵が出来上がっていたのである。

早い。激烈に早い。のびたの早撃ちくらい早い。

あまりの速さに一瞬呆然としたあと、速攻でアイコンに設定してほっこりしていたのだが、これに首を突っ込んできた男がいた。

こいつである。この男はライターだったりゲストハウスやってたりする、とても暖かい心の持ち主で素敵な文章を書くのだが、突然何かをぶっ込んでくるという悪癖を兼ね備えている。とある仕事でライブ配信をしていたときに、ゲスト(某PCメーカーH社の素敵な方)に対して

「うちの子どもがどこのPC使っているか聞いてもらっていいですか?」

というフリをしておきながら、

「D社です」

とライバル社の名前を堂々と言ってしまうような男なのだ。

(その光景はこちらのYouTubeで見れます。だいたい27:00くらい。放送事故になるんじゃないかとちょっとだけヒヤヒヤした。パッカードさんごめんなさい)

さてそんな彼もなんやかんやあって似顔絵をあおいさんに描いてもらったのだ。

結果、本日二人目のねこアイコンが爆誕した。

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その後、気がつけばねこは5、6匹に増殖を始める。

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通知欄にねこしかいない瞬間もあった。

さあ、秋のねこまつりを開始しよう。

そんなこんなで、あおいさんがこの4連休を「秋のねこまつり」だと宣言してしまった。

ねこになりたい人を集め出したのだ。もはや意味がわからない。けど、楽しい。

大人が悪ふざけをやりだすと、知識とスキルがある分、どんどん面白くなる。

そういえば、子どもの日もこんなノリで楽しんでいた。

オンライン文化祭を思いつきでやったのだ。しかも多分企画も運営も一週間くらいで準備して。これもノリと勢いとテクノロジーで遊んでた感じだった。大人になっても、こんなに楽しいことが起こるんだって驚いた。

その後色々あって、なんかちょっと疲れ切った夏を超えた先に、まさかこんな変なことに巻き込まれるとは。

そんなわけで、これを読んでくれたそこの奇特なあなた。

一緒にねこのアイコンにして「秋のねこまつり」やりませんか?

多分、ちょっとだけ元気になれるよ。

BGM  YMCK「ねこなでたい」
https://youtu.be/Nm4oZcsj4A4



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