江戸川乱歩作 「押絵と旅する男」 【作業・睡眠用BGM】 朗読七味春五郎  発行元丸竹書房

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■押絵と旅する男
1929年(昭和4年)新青年 6月号掲載。
 この時期、乱歩は実際に旅に出て、魚津にも訪れていた。そのたいけんをもとに書かれた作品だが、第一稿は本人も気に入らなかったらしく、乱歩自身の手で破り捨てられている。残っているのは、あらためて執筆された作品。 


■本編の登場人物
私……語り手。
男……額入りの絵と旅をしている。
兄……男の兄だというが、その昔行方不明となる。
お七……押し絵の中の女
吉三……お七の相棒

■用語集
一隅……イチグウ・片隅
臙脂……エンジ・赤色の染料
妖異……ヨウイ・怪しくて普通でないもの
二等車……元国鉄の旅客サービスの等級。三等級あった。現在で言うグリーン車
黒血……腫れ物などから出る、黒みをおびた悪血。
舷灯……ゲントウ
結綿……島田髷のひとつ
嬌羞……キョウシュウ・女性のなまめかしい恥じらい
緋鹿の子……緋色の鹿の子絞り
凌雲閣……浅草公園にあったレンガ造り、十二階建て。関東大震災で半壊、撤去された。
盆石……ボンセキ・漆盆の上に庭園をつくる縮景の芸術
煩悶……ハンモン・苦しみもだえること



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