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海外からの帰国困難シュミレーション

※この記事は あくまで僕個人が調べたレベルのものではありますが、海外からの帰国者・空港からの帰宅困難者にとって少しでも有意義な情報になればと思い無料で公開しています。有料マガジン「見るだけで800円減る日記」の登録者の方はお金払ってくださってるのにすいません。

やばい。
もう帰国するのがめんどくさくてやばい。

帰国日が近づいてくるにあたって愛着が湧いたタイの村を去る物悲しさで叙情的に毎日を過ごすと思っていたが、コロナの影響が復活してきていることもあって帰国者の条件が緩和されていないので、予定のキャンセルや帰国後のシュミレーションをやり直す日々を過ごしている。

色々と調べていると、現在帰国者には下記のような条件が課されているようだ。(※ あくまで個人が調べた現在までの情報になります)

・空港でコロナのPCR検査あり
・帰国日から2週間の自主隔離
・公共の交通機関の利用不可

僕の当初の帰国計画では、家はタイ移住前に引き払っていたので帰国日当日に新居の内見と契約を済ませ、倉庫に置いてある家財道具の移動を引越し業者に依頼。同時にネット環境なども申し込んでおき、できるだけスムーズに新生活を始められるよう動くつもりだった。

そして新居の契約開始日までホテルで過ごしつつ、ひさしく会っていなかった友人や後輩などとご飯を食べたり、マジックで身体に描いた傷を見せながら偽りの武勇伝を語る予定だった。

しかし、帰国者に課せられた条件が思っていた以上に厳しいのでそれらをすぐに実現するのは難しそうだ。一つ一つ説明していきたいと思う。

・空港でコロナのPCR検査あり

日本に到着すると検疫でPCR検査を受けさせられる。以前、よく調べもせずにタイ国内を旅行した際にこのPCR検査を受けるハメになったが、そのときはハンター✕ハンターのギタラクルが顔に刺してるピンみたいなもので鼻の中をかき回されて、あまりの痛みにブハラみたいな顔になったことがある。

幸いなことに、現在はこの激痛を伴う検査方法は変更されつつあるようで、レモンや梅干しの写真を見ながら唾液を摂取し検査できるようになったところもあるらしい。(羽田空港など。8月1日から関空でも開始されるらしい)

さらに鼻ギタラクル検査方式は結果が出るのに最大2日ほどかかったのに比べ、この唾液にゅぱにゅぱ検査はわずか1時間〜2時間で結果が出るそうだ。待ち時間の大幅な短縮が実現されつつあることは吉報だと思う。

しかし、約1年ぶりに日本の土を踏めたと思ったら数十分後にはレモンや梅干しの写真を見ながらアヘ顔でヨダレを垂らしてることになろうとは思いもしなかった。アヘ顔については勝手に付け加えたので、やるかやらないかは個々人の好みによって使い分けてほしい。

・帰国日から2週間の自主隔離

次にこれだ。検査の結果が陰性だったとしても、帰国後は2週間の自主隔離期間を設けさせられる。

これの何が辛いかって、僕の場合、家がない
タイに移住するにあたって家は引き払ってしまったので、2週間の自主隔離期間に住むべき場所がなくなってしまっているのだ。

おまけにホテルや民泊などの公共の宿泊施設の利用も禁じられているため、政府指定のホテルに有料で滞在するか、無料だが空港内から出られず地獄のダンボールベッド生活を送るか、隠し持ったけむり玉を爆発させて監視員を振り切り河川敷で志摩リンとは少し違うタイプのゆるきゃん生活を送るかを選ばなくてはならない。

実家で過ごすという選択肢もあるにはあるが、僕の実家は京都なので東京の羽田空港から公共の交通機関を使わずに移動することは現実的ではない。一応ダメ元で地元の友人に「100円あげるから迎えに来ない?」と交渉してみたが死を連想させる呪詛を吐かれてしまったので諦めるしかなかった。

自腹である政府指定のホテルがいくらなのか、調べてもなかなか情報が出てこないが、おそらく2週間の滞在となると都内なら十数万円の支出にはなってくるだろう。その気になれば全身 呂布カルマと同じファッションを一週間まわせることが可能になるほどの金額だと思うのでなかなか痛い出費だ。おまけに僕は喫煙者なので禁煙であるホテルでの軟禁生活は発狂する恐れも多分にある。出所する頃には「ぎぃ」しか話せなくなっているはずだ。

そんな仄暗くて金も無駄にかかる未来に絶望して「ばう」しか話せなくなっていたところ、友人から「ウィークリーマンションは?」とアドバイスを貰った。

たしかにウィークリーマンションなら宿泊施設ではないし、調べてみると実際にそういう帰宅困難者向けのサービスも送迎付きで展開されていた。オーナーの独特なセンスが嫌な光を放っている壁紙や、マジックマッシュルームを食した人が作ったのかと思うような奇抜な床を持つ残念な物件が多いのは懸念点ではあるが、これからずっと住むわけではないのでコスト面で考えるとこちらのほうがリーズナブルな感じだった。おそらく僕はこのウィークリーマンションで過ごすことになると思う。

現在海外にいる人は、帰国前に自分がどの場所で過ごすかを決めておくと良さそうだ。

・公共の交通機関の利用不可

2週間自主隔離と同じく、こちらも帰国後の空港での検査結果が陰性だったとしても公共の交通機関の利用は禁止される。

それは電車やバスはもちろん、飛行機やタクシーも含まれる。

陰性が出たとはいえ誰かに感染させてしまうリスクを孕んでいる以上、これは致し方ないことだと思うが、帰宅困難者にとって大きく選択肢が狭められてしまう要素ではある。

ではどうやって空港から移動すれば良いかというと、「政府が用意したバスで指定ホテルに移動する」「親戚などに車で迎えにきてもらう」「レンタカーで自宅に帰る」「徒歩」らしい。徒歩て。

この制限のおかげで、当初予定していた羽田空港から飛行機を乗り換えて関西に行くプランは泡と消えた。帰国者は一番最初に降りた空港で検査があり、そこから行動に制限がかかってくるため乗り換え自体ができないのだ。

当然、地方に実家がある僕のような人間の選択肢は減り、「帰国後すぐにレンタカーで実家の京都に7時間かけて向かう」という猛者のようなドライバープランが候補にあがってきてしまう。

疲労困憊で京都に到着したときには「実は名古屋を通過する時点で死んでた。死して尚、故郷に帰ってくるとは・・・」という逸話が生まれる予感すらしてくるし、長距離移動の弊害でレンタカーを返却するのが面倒くさくなってその辺で乗り捨ててしまいそうで怖い。

というわけで

僕の2週間自主隔離生活は「都内でウィークリーマンション」を借り、「お迎え」「レンタカー」「徒歩」を選択して過ごすことになりそうだ。高速道路を虚ろな目をしながら歩いている人間がいたら僕なので、見かけたドライバーの方はそのままアタックしてもらって結構です。

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ほぼ無職のシモダテツヤとプロ無職の るってぃ が日々の気づきや思い出、ニュースの感想、他人の目を気にして表ではあまり書かないことなどを記す日記のようなものです。

シモダテツヤとプロ無職の るってぃ が日々の気づきや思い出、他人の目を気にして表ではあまり書かないことなどを記す日記のようなものです。 …

おおきにです。