見出し画像

【ダイヤ改正2024】またまた激変?!新年度のSL大樹撮影事情

ダイヤ改正が発表されたので、大樹の撮影事情がどうなるかを分析してみました(昨年度の記事はこちら)。
ここからはお手元に東武鉄道のダイヤ改正情報をご用意のうえご覧ください。メイントピックではないものの、大樹の運転時刻にも変更があります。


現行ダイヤの確認

まずは、SL大樹公式サイトに掲載されているA運用とB運用を典拠として現行ダイヤを確認します。

1号:下今市9:33~鬼怒川温泉10:09(36分)
3号:下今市10:29~鬼怒川温泉11:05(同上)
5号:下今市13:30~鬼怒川温泉14:06(同上)
7号:下今市15:01~鬼怒川温泉15:37(同上)

2号:鬼怒川温泉11:14~下今市11:51(37分)
4号:鬼怒川温泉12:53~下今市13:28(35分)
6号:鬼怒川温泉15:05~下今市15:44(39分)
8号:鬼怒川温泉16:43~下今市17:18(35分)

71号:下今市11:54~東武日光12:17(23分)
72号:東武日光13:02~下今市13:19/13:30(以下5号と同時刻)

鬼怒川線の下りは全列車が同じ所用時間。途中には東武ワールドスクウェアでの1分間の停車のみがあります。上りは4号と8号が最速の35分。下りと同様に東武ワールドスクウェアのみに止まります。2号と6号には新高徳で対向列車を待ち合わせるため運転停車があり、2号は2分、6号は4分止まります。また、6号が新高徳に停車している間7号が通過します。
また、ふたら運用では途中から5~6号の流れに乗ります。


新ダイヤの概要

それでは、リリースされた新ダイヤを見てみましょう。

1号:下今市9:33~鬼怒川温泉10:09(36分)
3号:下今市10:29~鬼怒川温泉11:05(同上)
5号:下今市13:30~鬼怒川温泉14:06(同上)
7号:下今市15:01~鬼怒川温泉15:37(同上)

2号:鬼怒川温泉11:14~下今市11:51(37分)
4号:鬼怒川温泉12:53~下今市13:28(35分)
6号:鬼怒川温泉15:41~下今市16:21(40分)
8号:鬼怒川温泉16:45~下今市17:20(35分)

71号:下今市11:54~東武日光12:17(23分)
72号:東武日光13:03~下今市13:20/13:30(以下5号と同時刻)

下り全列車は変化なし
上りは6号・8号・72号で時刻変更あり
となります。


ヤバいです。

昨年度で終わったと思った新高徳交換が今度こそ本当に終わります。
2020年に途中駅での交換という新たな名物シーンが生まれましたが、全列車が下今市もしくは鬼怒川温泉交換になり、僅か4年で消滅となります。ここからは前回とほとんど同じ事を書きますが、大事な事なので繰り返します。

2020年改正では「SL大樹1~6号」の3往復体制から、「SL大樹1~2~5~6号」「DL大樹3~4~7~8号」の2編成4往復体制に増便。「SL大樹5号」が大桑駅で12分運転停車し、その間に「DL大樹4号」が通過するダイヤでした。同年12月26日に真岡鐵道から引退したC11 325が東武でデビューして以降はSLの2両体制が確立され、C11のすれ違いを拝むべく全国からSL爺がやって来たものです。私は2回ほどしか撮りませんでした。
2022年改正では交換駅が大桑から新高徳に変更され、交換待ちをする列車が5号から4号に変わりました。そして2023年改正では午後の列車が全て時刻変更され、交換する列車が6号(待避)と7号(通過)になりました。新高徳の交換は外から撮りにくいため撮影者は減少した気がしますが、途中駅での交換そのものが今年度までしか見られないシーンとなるため撮るなら今のうちに撮っとけ葬式鉄諸君。

もう一つ、6号が再び繰り下げとなり、冬光線の大敵になりました。しかも今回は強力です。過去に倒したはずのラスボスがパワーアップして帰って来たような気持ちです。
せっかくオールシーズン撮影地になった倉ヶ崎ストレートは、再びおいしい時期に使えなくなってしまいます。下今市到着の時刻から逆算すると、定番撮影地であるSL花畑を通過するのは16時12分頃。2022年度までのダイヤより7分も遅くなりました。冬光線で7分の違いといったら相当デカいですよね。国立天文台が示す日の入り時刻の50分前ぐらい・通過時刻の太陽高度10度がドボンの目安なので、10月中旬から2月上旬までがオフシーズン期間となります(基準は日の入り17:10で、期間は約116日)。また、オールシーズン撮影地だった3.1キロポストは、10月下旬から1月下旬までがオフシーズン期間になります(基準は日の入り16:55で、期間は約92日)。
ただ太陽高度が全体的に低くなる分、夏光線でもある程度良い条件になりますし、冬場はギラリ・シルエット・マジックアワーを狙う事も可能です。そして、所用時間の変化からたぶん新高徳の停車が5分に伸びるので追っかけへのハードルは更に下がります。1発目の信号場で動画回せるぐらいの余裕はあります。


総括

ここからの3ヶ月弱は勝負の期間となりそうです。SL同士が新高徳で交換するA運用はあと何回あるのか?207号機が6号を牽引する機会はあと何回あるのか?未だに撮れていない雪晴れ順光は撮れるのか?悔いを残さずダイヤ改正を迎えられるように頑張りたいと思います。
それでは沿線でお会いしましょう。最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?