マイノリティの人たち、どうやって折り合いをつけてるの?

先日、20年以上黙っていたことをカミングアウトした。話すということは、事実を再認識するということで大変なストレスがかかることが分かった。同時に、言い方は悪いが、1人で抱えていた荷物を他人にひっかぶせることで自分の荷物は減って楽にはなった。しかし何だろう、下ろした荷物の部分にぽっかりと穴が空いているのだ。ニュアンスが伝わらないかもしれない、でも、たしかに自分の中に空の領域が現れた気分なのだ。

カミングアウトという言葉で連想されたのが、LGBT問題だ。以前に比べて世間が多少寛容になったとはいえ、当事者の方々の中には複雑な思いを抱えている方が多いと思っている。その中でカミングアウトされた方、本当に楽になりましたか?大変失礼な質問だろう、気を害されたら申し訳ない。自分がストレートではないという事実を口に出すと言うのは、物凄く辛いことなのではないだろうか。

タイトルで書いたマイノリティには、他のカテゴリーも多々あるだろう。そこに所属している人々はどのように自分と折り合いをつけて生きているのだろう。一生足掻きながら生き続けるべきなのだろうか。

ただでさえ、生きづらさを感じていたのに、さらに自分の中に亀裂を生じてしまった。どうやって繕っていけばいいのだろう。

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