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182mm×233mmの「PC判」または「パソコン教則本サイズ」という判型がある

また新しいKindleペーパーバックを作るためにサイズを考えていたのですが、ふと本棚にある本を手に取ったところ、「なんだこのサイズは?」と気になりました。

気づけば身近にけっこうある、このサイズ

A5判よりは全然おおきいけど、A4ほどではない。特にタテが短く、大学ノートよりも小さい。でも幅はかなり大きく、開くとドカンと広さを感じさせるワイドなサイズ感です。

一般的な単行本の四六版よりだいぶ大きい

測ってみると、182mm×233mmでした。

そこで「本 判型 182mm×233mm」などで検索してみたのですが、判型についてまとめたサイズにはほとんど記載がありませんでした。どうやらマイナーなサイズのようです。

とはいえ、本棚を見るとこのサイズの本は決して少なくないのです。

さらに調べてみると、ありました。

このサイズの判型は「PC判」または「パソコン教則本サイズ」というそうです。

判型をまとめたサイトにはあまり記載がないのですが、このサイズのブックカバーの販売サイトなどが複数ヒットしました。ネットには情報はまだあまりないけれど、出版の世界ではもうすでに一般的になっているのでしょう。

これに近い一般的な判型としては182mm×257mmのB5判があります。雑誌で使われるサイズのようですね。今回調べたPC判は、おそらくこのB5サイズを変形させたものです。

B5だとタテが大きすぎて本棚に収めにくい。スペースを持て余す。だから、タテを24mm削ってこのサイズにした。……というところでしょうか。

判型としては記載のないページが多いのですが、このサイズの本はすでにたくさん出回っています。レシピでもこの判型が利用されているようですね。「自宅にいて何かの情報をじっくり勉強する」というときに最適なサイズ感なのでしょう。実際、個人的にもこのサイズの本は学習に最適な気がしています。

机のキーボードの上に置くとしっくりくる

というわけで、私が今度作成するKindleペーパーバックの本もそうしたビジュアル優先の学習用書籍ですので、この182mm×233mmの「PC版」にすることにしました。

最後にまとめますと、このサイズにはこんなメリットがあります。

  • A4やB5よりタテが短くて収納しやすい

  • 開いたまま机に置いて学習しやすい

  • 見開きが大きいのでビジュアルが見やすい

写真や画像をたくさん使う実用書には最適です。これからそういった本を出される予定なら、この182mm×233mmの「PC判」を検討されてはいかがでしょうか。

気づけばこのサイズの本はかなり多くなっている

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