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スマホよりも大切なことー「デジタル・ミニマリスト スマホに依存しない生き方」(カル・ニューポート)


まとめ


・スマホ依存は軽度の行為依存だ
・SNS、動画配信サービスなどスマホアプリを通して現代人は時間や集中力を細切れにされるばかりでなく使うほど幸福感を損なう
・デジタルツールとの付き合い方を見直し、自分にとって大切なものに時間を注ぐ
・オフラインでの会話、身体性を伴う活動を勧める


デジタル断ち


30日間仕事や家庭で必要なアプリ以外を削除して生活を送る
・ゲーム、動画配信サービス、SNSが見られない不便さが想像よりも小さく、見ないことで生活の質が向上することを体感する
・アプリを削除する前にアプリを使わないことで空いた時間で何をするかを予め決めておく
・30日間を乗り越えた後でどのアプリを再インストールするか、それとも削除したままかを判断する


空いた時間に何をするか


身体を伴う余暇時間を過ごす。DIY、修理etcボランティアなど人との交流が発生するものでも可。
物質世界での交流を重視すればオンラインでの活動(SNS、テキストメッセージ)は減る。トレードオフの関係。
対面の会話(ビデオ通話、電話を含む)とテキストメッセージは明確に異なる。代替関係にはない。前者を「会話」、後者を「接続」として扱う。「会話」のほうが音声、表情、声調、ニュアンス、会話の発展性の点で複雑な情報を双方に与えるのに対して、「接続」の情報量は小さい。
「会話」が幸福感を高める要因になる
「会話」を軸においたビジネスの取り組み。規模は違えど共同体の復権だ。ボードゲーム、フィットネス、読書など扱う分野は様々だが、集団で取り組み、相互に声掛けや親睦を深める枠組みが設けられている。共同体に属し、承認を得ることが幸福感の源泉となる。

実態調査

<調査概要>
調査名:スマートフォン(iPhone)利用に関する生活者実態調査
実施期間:2021年2月1日~2月5日
調査対象者:10代~60代の男女1,300名
調査方法:インターネット調査・・・選択式の回答と、iPhoneキャプチャ画面の提出

・一日の利用時間の中央値は6時間34分
・よく利用するアプリの意識調査でトップは「LINE」(79.4%)、次いで「YouTube」(63.2%)、「Twitter」(44.2%)

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