見出し画像

読書メモ:「暗黒日記3」(清沢洌)

• 総合雑誌の掲載を禁止されると歴史の考察を通じて同時代の外交を批判する
• 裕福さ、インテリらしからぬ平易な文章、自由主義的言説、スポーツなど批判される
• 生活に密着した自由主義
• 戦時の批判だけでなくて日本社会の病理を突く
• 空襲でも防空壕に行く人が減った。慣れと豪に篭ってばかりはできない。
• 軍隊の鉄拳が工場でも行われる
• 目下の生活はものを食わないで飢え死にするか、それとも闇でものを買って破産するかの二つしかない
• 日本の空気は正直に言えないようにできている
• 本土決戦に備える記事が出る
• 空襲の被害が公開されずに東京が更地になるんじゃなかろうか
• 過度な供出と出稼ぎで農家が休耕地になる。食料供給が滞る
• 疎開、電話の不通、交通機関の麻痺
• 戦争の罪悪は、こうした清士が困り、悪人が思う様儲けて天下を我者顔に振る舞うことにある
• 客観的な事実と希望とを混ぜる癖
• 報道や発表が具体的でないためそれを縫う様に流言飛語が飛び交う
• 小磯内閣の総辞職、鈴木貫太郎内閣へ。陸海の統合、国務と統帥の統合を目指す。
• 4月沖縄戦
• 空襲で家が燃える
• 空襲に怒らず、戦争ですからと受け入れる。倫理的に怒ることをしない民族。かえって戦争で免罪されるので他の酷い扱いも倫理が効かない?
• ムッソリーニ処刑、ヒトラー自殺、5月ドイツの降伏

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?