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怒りを買うのは、「何に」触れるだっけ?

 こんにちは、Shimizu_Tです。

 今日は、あまりにも自分の国語力が低いと実感し、情けなくて落ち込んでしまった話。

 ある朝、通勤電車の中で、見知らぬ男性との間でトラブルが起きた。
 といっても、言い争いや殴り合いが起きたわけではなく、見た目は何事もなかったかのように過ぎましたけどね。

 トラブルというのは、後ろに立っていた男性が、電車を降りる時に私の踵を「蹴った」ように感じたということ。
 混んでいる車内なら、つま先が前の人の踵に当たることは珍しくない。「あっ、すいません」「どうも」などと言うかは別として、「つい、当たっちゃったかな?」と思うことは時々ある。

 しかし、その日は、後ろの男性が「2回連続」して「強めに」私の踵を「蹴った」ように感じた。何らかの意図があったので「2回連続」「強めに」「蹴った」のだろう。

 こんな時に、私は50%くらいの確率で「わざと蹴っただろ!」と突っかかるが、この時は相手がマイルドでないヤンキー風だったので、朝から面倒なことになるのを自ら避け、残り半分の確率で黙ってやり過ごした。(夕方の帰り道だったら、睨んだかもしれない。が、仮定の話なら何とでも言える)

 ここまでは、単なる前置きです。すみません。
 
 そこで私が考えたのは、「車内の私の振る舞いで、彼の怒りを買うような何かがあったのだろうか?」ということ。
 特に思い当たらなかったけど・・・。

 ここからが、ようやく本題です。申し訳ない。

 そういえば、「怒りを買う」って、「◯◯◯◯に触れる」とも言うよなあ。

 何だったっけ?
 「◯◯りん」?  「りん◯◯」?

 「りんせんに触れる」だったかな・・・「りんせん」て漢字でどう書くんだっけ?

 スマホで検索してみても、「りんせん」は「臨戦」しか出てこないな。これは違う。(他にも候補は出てくるが、聞き慣れない言葉ばかり)

 「りんせんにふれる」で検索すると、「琴線に触れる」も候補に出てくる。
 あ〜、これか!「琴線に触れる」か!

 えっ? 待てよ、これって意味が違うんじゃないか?

 そうだよな、「琴線に触れる」は「きんせんにふれる」と読むのであって、感動するとか胸が打たれるとか、そんな意味の言葉だよな。
 琴線に触れて、他人の踵を蹴るヤツなんて居ないよな。そもそも、通勤電車の中で、他人の琴線に触れる行為をした記憶が私にはない。

 ナニナニ?「琴線に触れる」の誤用として、「逆鱗に触れる」があるって?

 これだこれだ。
 怒りを買うに似た言葉は、「逆鱗に触れる」だ。
 そうだそうだ。

 この「ぎゃくりんにふれる」が正解だ!

 えっ? 待てよ、「逆鱗」って「ぎゃくりん」とは読まないの?

 えっ、「逆鱗に触れる」は、「げきりんにふれる」と読むの?
 「げきりんにふれる」の「げき」って、激怒の「激」じゃないのか?

 だって、「逆」は「げき」とは読まないでしょ。「逆」を「げき」と読む熟語って、聞いたこと無いぞ!
 「逆旅(げきりょ)」とかあるらしいけど、逆旅って何だよ?
 (宿屋・旅館のことだそうです。)

 ということで、通勤電車で自分の踵が蹴られたことから、「逆鱗に触れる」の読み方を知ったという話でした。
 でも、もう一生忘れないだろうな。
 
 
 ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
 いつものように、締めくくりはこの言葉で。

 「毎日が、心穏やかに過ぎますように」

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