いっ? いちまん? ななせん? ろっぴゃくえん?
こんにちは、Shimizu_Tです。
今日は、富裕層の方々っていうのは、意外と身近にいるかもしれない・・という話です。(少々長めの約1,800字です。)
最近は、職場での飲み会が減ってきていると思いますが、「アレも落ち着いてきたことだし、そろそろ、皆で飲みに行きたいよね〜」と、あわよくば宴会を企画しがちな中高年がお近くにいませんか?
私の職場では、チームを組んで仕事をすることが多く、以前ならチーム単位で忘年会やチーム解散会などを行ってきたが、ここ2年くらいは全くそういったことはなく、ただ、淡々と仕事をこなしていき、一つの仕事の区切りがつけばチームは解散して、また別のチームが組まれて・・の繰り返し。
やっぱりメリハリがないよね〜、もうそろそろ食べたり飲んだりの会を開こうよ〜、って声が上がるようになり、たまには美味しいものでも食べようかということになった。
ちょうど一つのチームが解散する時期になったので、そのメンバー5人で解散会を行うことになった。
チーム構成は、最年長の私(Shimizu_T)の下に、年齢順にAさん(独身40代男)、Bさん(既婚40代男)、Cさん(既婚30代女)、Dさん(独身20代男)、以上の5名。
幹事役は、Bさんが申し出て、「実は、行きたい店がある」とのことで、任せた。ここです、と言って一枚のパンフレットを差し出した。
「江戸時代に◯◯という殿様が建てた屋敷を利用した店で、立派な日本庭園を遠目に眺めながらレストランで食事が出来るんです。」
Bさんが日本庭園に興味があるかは知らないが、居酒屋などガヤガヤしたところではなく、そういった店に行きたいとのこと。
「で、お値段は?」と聞くと、
「5,500円と7,700円の2つのコースがあります。飲み物は別です。せっかくですから、7,700円でどうでしょう?飲み物含めて約1万円で。」とBさん。
他のメンバーもそれでいいとのこと。久しぶりだから、ちょっと高くても構わないらしい。へぇ〜、意外と皆さん太っ腹なのね。私も、まあ・・いいけど。
Bさんに予約を任せた次の日。
「すみません。その日はレストランが休みだそうで、予約が取れませんでした。」「その代わり、同じ敷地内に料亭があって、レストランよりもっと近くに日本庭園が見える位置にあり、すごく雰囲気がいいんです。そこにしましょう。」「ただ、値段がちょっと・・・」「13,200円と17,600円の2つになります。こちらも飲み物は別です。」「せっかくですから、17,600円でどうでしょう?」
いっ? いちまん? ななせん? ろっぴゃくえん?
私の驚きのつぶやきが、本日のお題であった。
飲み物込みで約2万。どんどん話がエスカレートしていく。
とにかくその日本庭園が超お気に入りなのか、別の店を探すのが面倒なのかよくわからないが、もうここで決まりかのような雰囲気。
「ほかのメンバーは?」「さすがに総額2万は高いでしょ。Bさんは、いいかもしれないけど。」
ここで、他のメンバーを思い出していただきたい。
「Aさんは独身だから、まあいいかな。」
「Cさんは子育て&家のローン返済中らしいから、どうなのかな。」
「Dさんは独身と言っても若いから、そんなにお金に余裕はないでしょ。」
以上、私の勝手な見立てであり、固定観念のようなものかもしれないが、Bさんがいいと思っても、さすがに他のメンバーは「2万円の会食」に躊躇するんじゃあないの?
でも、Bさんいわく、「他の人もOKですから。あとは、Shimizu_Tさんだけです。」
「えええええええええええ〜〜」
「知らない間に、(職場周辺で)富裕層が増殖し始めたのか!」
私はそう思いましたね。2万円の会食を誰も拒まないなんて。
これが「リベンジ消費」ってヤツなんですかね。
それで日本経済が上手く回るなら、いくらでも協力しますよ。
もうヤケクソ。
家に帰ったら、タンスの引き出しの奥を全部探して、忘れかけのヘソクリが埋もれてないか探そうかな。
もしも無かったら、2万円はBさんに立て替えてもらおうかな。
総額2万円の会食がどういうものか想像できず、ただただビビっているだけの自分でした。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
いつものように、締めくくりはこの言葉で。
「毎日が、心穏やかに過ぎますように」
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