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比較して生きるのを辞めてみる話。

土曜の夜に、記事をあげていこうと思います。
無理なく続けられる自分のペースで。
誰かにとっての、キャリアを考えるきっかけになれば幸いです。

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息をするように、比べて生きる人生。 
そんな風に生きていた頃がありました。

外見から始まり、住んでいる場所、
就職した会社の規模や収入、
やりがいを感じているかどうか。

しまいには、家族とか友達とか
完全に余計なお世話な自分以外のことまで。。
誰かのそれらと比較して歩く。

誰より良いとか、誰より悪いとか。
世界一いい加減なものさしで測って、
自分を追い詰めていくわけです。

気持ちは分かる、と思います。
それを“人らしさ”とみることも出来る。

でもやっぱり…
少なくともキャリアに関しては間違いなく。
これらの比較には意味がないと、今では思うわけで。
私は比較しない人生に挑むと決めています。
そのためにしている日々の問いをご紹介できれば。

『それを、本当に望むか?』
隣の芝生は青く見えるもの。
けれど冷静にそう自分に問いかけた時、
実はそんなに欲しくないものは割とあります。
本当は欲しくないのに、比較して焦る…有限な時間がかわいそうに思える問いです。

『手に入れた、その次は何を求める?』
仮にそれを手にした自分を想像した時、
次は何と比べることになるでしょう。
自分が、終わりのない迷路の中にいることに気づく問いです。

『自分の欲から目を逸らさない』
こんな仕事がしたい、こんな自分でありたい、こんなキャリアを歩みたい。
誰かと比較しそうになったその時に、自分が求める物、状況を整理してみてください。
ざっくりではなくレベル感まで、可能な限り時間をかけて丁寧に書き残しておきましょう。
そして、自分で整理したものさしをそう簡単に変えない信念を持つこと、これも大切です。

比較をして生きるのを辞めてみると。
まず、自分が多くの時間と感情を誰かとの比較に消費していたことに驚きます。
想像を超える衝撃と、虚しさみたいなものもじわじわと。自然と口角が上がる、不思議な虚しさ。

問いを意識して日々過ごすことを続けるうちに、ひとつひとつの意味のない比較が消えていく感覚をなんだか面白く、嬉しく感じるようになります。

当たり前に、比較ではなく自分の決めた姿にただ向かうようになると、自分以外の存在をより愛おしく、より美しく見えるようになる。目の前の景色や聞き慣れた生活音が綺麗に感じることも。

SNSで誰もが日常を発信できるようになって、
比較する材料に溢れていて。
自分を悪く見せようと発信する人は少ないでしょう、当然それを見た人はきっと素直にそれを良いと感じる。
だから自分より素晴らしい人、素晴らしい生き方に感じてしまうのです。だからこそ、比較して生きるのを辞める。そんな選択肢を、今苦しい人に届くことを願います。

東京タワーが、スカイツリーほどの高さを羨ましいとか言い出したら…本当にそれを望むか、次は何を求めるか、自分はどうありたいかを是非問いたい、ですよね。

今日も読んでいただきありがとうございました!

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キャリアコンサルタントのお仕事では、
本当に望むこと、次に求めること、ありたい姿を探す支援をしています。
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