空き家は地方だけの問題？

空き家と聞くと多くの方が地方や田舎の問題と考える方も多いのではないでしょうか。
確かに空き家率をみると都心部と比べ、地方部は深刻です。
しかし、実は空き家の純粋な数だけ見ると東京が一番多いんです。東京に空き家があるとは、少し意外に思いませんか？因みに次点は大阪です。
家や人の数が多い分、空き家の数も多いのでしょう。その東京の中でも一番空き家が多い区が世田谷区です。

世田谷区にどのようなイメージをお持ちかは人ぞれぞれかと思いますが、一般的に高級住宅街と言われています。
そんなエリアに空き家？と思った方は、もしかすると空き家と言えばボロボロというイメージを持たれているのかもしれないですね。
全ての空き家がそうとは言えませんが、特に都内にある空き家は「（固定資産）税払えているし、それなりにキレイにしているし」というスタンスで放置されていることがあります。もしかすると「物置として使っているから空き家ではない」という認識の方もいるかもしれませんね。

そういう意味ですと、同じ空き家でも、地方部と都心部では何が問題になっているのか、所有者さんにとっての悩みも変わってくると思います。
その点も考慮して、空き家問題の解決策を考えていく必要がありますね。