空き家の解体費用を算出するポイント

放置してしまった空き家問題の解決手段として、活用、売却、解体のお話を今月投稿しました。
前回、空き家の売却に関する話題を投稿したので、今回は解体に関するお話をしたいと思います。

解体に関するお話をする場合、多くの方の興味を引くテーマはお金かなと思います。そこで今回は解体費用を左右するポイントについてお話していきたいと思います。

①建物の立地

立地が悪いと売却の際に不利になるというのは皆さん想像がつくかもしれません。実は、解体の際も立地はポイントになります。
例えば、解体用の重機が入れないくらい細い道沿いであったり奥まったりした立地にある物件の場合、人力でないと解体できない部分が増えます。そのため、人件費の分費用がかかります。仮に、重機が入れても動きにくかったり、電線が張り巡らされている立地や傾斜地だったりと、解体に不利な立地であればあるほど費用が高くなります。

②建物の構造

木造なのか、鉄骨造なのか、RC(鉄筋コンクリート)造なのかなど「何で」造られているかによって、解体のしやすさが変わるため解体費用も変わります。
また、造りだけでなく建物が1階建てなのか2階建てなのか階数によっても費用が変動します。

③建物の規模

当然ですが、建物の規模が大きくなればなるほど、解体費用は高くなります。
さらに、敷地いっぱいに建っていると、重機を搬入できず費用が高くつくこともあります。例えば、重機が敷地内に入れないので建物周辺の道路を使って解体する場合、道路の使用許可をとったり、警備員を配置する必要があったりと手間がかかる分費用が高くなる傾向です。あるいは、一部を手作業で解体してスペースを確保した上で、重機を入れて本格的な解体作業をする場合も、すべてを重機で解体する場合に比べると高くなりがちです。

④その他

①~③以外にも様々な要素が解体費用に影響を与えます。
・解体する空き家の中の残置物や庭木の撤去の有無
・ブロック塀の解体などの付帯工事の有無
・特別な処理が必要な有害物質であるアスベストなどの有無、等

まとめ

上記を見てもらうと、人が行う手作業の工数がどの程度あるかによって費用も変動してくるのがわかると思います。
気になる方は一度見積だけでもとってみてもいいかもしれませんね。

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