お金の話

これとても大切。高齢となった両親の収入は年金のみ。出費は持ち家ということもあって、基本的な生活を送るなら光熱費と食費と税金くらい。ただ、今は両親共に入院生活ということで、ここに入院治療費と衣類などのレンタル費用が入ってくる。

実は母の入院費用で両親の年金がプラマイゼロ。母に特別な治療や手術などがあれば姉と僕とで援助していた状態。父が入院する前でも貯金を切り崩して生活している形だった。なので姉と僕とでちょこちょこと仕送りをしていた。そして父が入院することになる。

父の入院治療費は約10万円/月。がん保険などがあって、認定後には一時金が振り込まれたのと、入院費として1万/日が特定の日数分支払われた。正直なところ、この入院費の保険は予測してなかった分とてもありがたいものだった。

ただ出費の方が多く、父の貯金は確実に減っていく状況。

それでこの先の出費としては、父の入院治療費と葬儀費用。それと母の入院治療費となる。父は確実に死期は近い。一方で母は健康状態は良好。ベットの上で寝たきりの状態。話すことも出来ず僕のことさえ分からない状態だけれども。だから安定した状態とも言える。10年以上続くんじゃないかって思うほどの環境でもある。

家の整理を始めているのだけど、祖母の葬儀一式が120万だとわかった。規模としてはそこそこ大きかったので、父はもう少しこじんまりと行うことになると思う。定年後の活動もあまりなく人付き合いがほぼ無いから、家族葬というスタイルをとりたいと姉と話している。

葬儀一式とその他諸々の手続き含めると100万弱は見ているけれども、入院治治療費を加えたら貯金はゼロになる。

父の財産として残るものは祖父から引き継いだ「家・土地」のみ。実は財産整理など含めて相談している人がいるのだけど、この財産内容であれば外部へ委託する必要さえ無いと思う。と自分での手続きを勧められた。

じゃ、父が天珠を全うしてもプラマイゼロじゃん。とならない。

母の入院治療費は父の年金を合せた金額がかかっている。父が亡くなることで確実に足りなくなる。現状のわかる情報でざっくり計算すると、月々6万円足りない。これ正確に計算して提示される金額を見ないと最終的な判断は出来ないけれど。月々6万として年間で72万円の赤字。

じゃ、これどうやって捻出するかというと、父の死亡保険金があるか否かと、あと残された家屋・土地をどうにかする。それが尽きれば僕ら子供が負担するしかない。

年間72万。仮に10年として720万。デカイよなこれ。
ただ横たわる老人に掛ける費用として、全く報われない気がする。親だとしても自分のこと分からない上に、人の顔見ると叫び声上げる相手に対して年間36万(姉と折半として)支払い続けること。しかも終わりが見えない状況で出来ますか?キツイよこれ。

頂いたお金は両親の病院へ通う交通費などに活用させて頂いております。感謝いたします。