生活とお金と未来と

父との別れが迫っている反面、お金のことを考えなければならない現実とのギャップで気持ちは白けている。

母の介護入院費用だけでも赤だったので、姉と一緒に仕送りを行っていた。仕送り自体は微々たるものだけれども、重なる細かな出費の建替えなども含めれば共にそれぞれの家庭の生活費くらいに上る。更に言えば実家に通う交通費と、その間は仕事を休むことになるので減収という現実がある。

結果として貯金の切り崩しとなるのだけれど、正直なところカツカツな状態になってしまった。

その上で、今回の父の入院治療費、いつかは迎える葬儀などの費用を考えると父の残した貯金だけではどうも厳しい。姉と僕とでの出費も考える必要がある。

加えて、母の入院費は完全に赤字となる。これも毎月確実にボディブロー状態になるのはわかっていて、今はその額がいくらになるのか父が亡くなることで変更される年金の支払額が明確になってから判明となる。

僕の稼ぎは夫婦二人が暮らすにはゆとりある金額ではある。ただこの様な状態で完全なる赤字になっている。その諸々を考えると、単純に父の死と同時に突きつけられる現実に対して怯えたり、苦しんだりする気持ちが大きい。

父との時間は有意義に使いたいと思いつつ、どうしてもその先にある現実が思考を妨げる。実にもったいないって思いながら、今はどうして良いかわからない。

頂いたお金は両親の病院へ通う交通費などに活用させて頂いております。感謝いたします。