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【本づくりはプロダクト開発と一緒】

『実践マーケティングデータサイエンス』に関する一連の活動をふりかえってみると、

  • 企画=設計

  • 執筆=実装

  • 校正=テスト

  • 発売=ローンチ

という感じで、ほぼプロダクト開発と一緒だなと思いました。
そりゃそうで、本も製品(プロダクト)ですもんね。

校正作業*1も製品のテスト・改修と同じくデグレ(デグレード=前のバージョンに先祖返りすること)が起きないように注意する必要があったりします。
1か所直すと、その影響で他のページがずれたり、直したところで説明していた内容を引用する箇所を直したりする必要が出てきたりします。
そういった影響範囲を水平展開して考えた上で、本当に修正するかどうかを考える。後段になればなるほど気を使います。
それはもう吐きそうなぐらいに。

(*1吐きそうになる校正作業)

場合によっては、直したいけれど今から直すと影響が大きすぎるから直すのをやめる、というケースもありました。
特に書籍は印刷物なので、一度印刷されて世の中に出てしまうと、なかなか修正が出来ません。宇宙開発で例えると、人工衛星が宇宙に行ったら容易に改修できないのと同じだな、と思いました。

最近はサポートページで正誤表(訂正表)を掲載して対応することが多いそうなのですが、あまりカッコいいものではないですし、あまり間違いが多いと書籍としても信用されないだろうという思いもあり、かなり気を使いました。

また、発売がローンチにあたるわけですが、ローンチ直後は一番なにかしらの事象が起きやすいクリティカルフェーズで、事実いまそのフェーズです。毎日何か起こるんじゃないかって感じでソワソワしてます。

自分自身で企画して書いて直して売って、という一連の経験が出来たのはほんと良かったです。

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