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デザインチームに担当大臣を設けてみた

はじめまして、RENOSYのデザインチームのマネージャーshimizuです。
今回はチームビルディングのために担当大臣という制度を設けたお話です。

担当大臣とは?
デザイナーが必要となるスキルやルールなどを決め、それを推進していくメンバーを「担当大臣」という名で任命したものになります。

きっかけ

基本的にRENOSYのデザイナーは各プロジェクトにアサインされます。
そのため、デザイナー同士のコミュニケーションが同じプロジェクトメンバー(プロダクトマネージャー、マーケター、エンジニア)と比べ少なくなります。

さらにリモートワークも増えたことでちょっとした会話も減ってきていると感じ、デザイナー同士のコミュニケーションを増やしたいと思ったのがきっかけでした。

目的

担当大臣を設ける時に考えたのが、今のメンバーが働きやすく、スキルアップできること。

毎年急成長を遂げる弊社ではどんどん人が増えています。
デザイナーが増員した時、どのデザイナーに仕事を依頼してもクオリティ担保できるようにしたい。そして、チーム全員のスキルを底上げしたい!そう思い目的を設定しました。

4つの担当大臣

1.組織改善担当大臣
主にやること
・デザインデータや素材などのルール/整理/運用
・Figmaの運用方法
・チームミッション
・スキル/キャリアアップの整理

Figmaの運用方法の中で出てきたファイル構成のルールを少しご紹介します。

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このルールができる前はメンバーが各々で運用し構成がバラバラでした。ここで課題に上がってきたのはDevelopファイルのpageにデータが増え続けるというものでした。
そこで組織改善担当大臣で検討した結果、Masterファイルとマイルストーンごとの作業ファイルで管理することにしました。リリース後、作業ファイルはArchiveプロジェクトに移動していくことで、プロジェクトの中は常にMasterファイルと今動いているタスクの作業ファイルという状態にできました。

2.デザインプログラム担当大臣
主にやること
・デザイナーの新卒育成
・カリキュラムの作成

新卒デザイナーの採用を見据え、カリキュラムの作成を開始。

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まずは「デザインとは」など基本となる項目から進めていきました。
進めていくうちに
「このカリキュラムはいつやるんだっけ?」
「そもそも学生時代にやってるのかも」
「最初はアシスタントデザイナーでOJTでは?」
などなど考えることが。。。
カリキュラムを作成するだけでなく、他にも課題は多いと気付き他社事例などを参考にしながら今も進めています!

3.スキルアップ担当大臣
主にやること
・勉強会の推進
・デザインチームslackの盛り上げ
・note立ち上げ
・上記以外のスキルアップに向けた施策検討

勉強会でshimizuが担当したピクトグラムをご紹介します。

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決められたパーツのみを使用し「歩く・走る・飛ぶ」を表現するというテーマでワークショプをしました。
約30分という短い時間でしたが全員が完成!反転させる人もいれば、独特な使い方で表現したり、みんなの個性が見れた楽しい勉強会となりました。
様々な勉強会を企画実施しているのでまた別の記事でレポートしていきます。

また、noteの運用もこの担当大臣から生まれたものでした。

noteを始めた背景などは、スキルアップ担当大臣のみたけが紹介してますので、よければこちらの記事もご覧ください。


4.ブランド担当大臣
主にやること
・デザインガイドラインの監視/運用
RENOSYブランドのアップデート

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ブランドの成長に伴い、2020年11月にRENOSYのリニューアルを実施。
全てのコンテンツを一度に新しいデザインへ変更するのは大変なので、五月雨式に新しいデザインへ移行しました。
今後はリニューアルだけでなく、より良いブランドへとアップデートしていきたいと思います。

気をつけること

普段はメインタスクが走っています。設けたことで圧迫しないように進めました。メインタスクのボリュームによっては、担当大臣のスケジュールを調整します。(とにかく無理がないようにと!メンバーによっては頑張っちゃう場面も)

もう1つは、サブメンバーの配置。
担当大臣にはメインメンバー1人の他にサブメンバー1人を配置することで「メイン」という負担を分散させました。
一人でやるより締め切りの意識が生まれたり(アジェンダ考えなきゃ、進捗ださなきゃとか)、話し合うことで視野が広がって面白い取り組みができたりとサブメンバー配置が効いたと思っています。

まとめ

ここまで担当大臣を設けて約半年、自分が事前に用意していた課題をスムーズに解決する担当もあれば、まだ先行きが見えない担当もあり試行錯誤しながら進めてもらっています。

当初のコミュニケーション不足は改善されつつあり、サブメンバーの配置が1番の効果を感じています。何より自分たちでチームを作っていく意識がいい回転を生んでいると思います。

今後は、各担当大臣の詳細を紹介していきたいと思います。お楽しみに!

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