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両目失明の危機...立ち向かう医師たち

これは私自身のお話になります…
現在、私の眼は日常生活は問題はないものの右目は文字を読むときには文字が潰れたり、歪んだりしてしまうという特殊な状況です。
ですが、その前は「両名失明を覚悟してくれ」という状況でした。
それを失明回避をしてくれたのは医師や医療関係者でした。
医療業界も大変ですが、人生を救うために戦ってくれる医師もいるということを今回書いていきたいと思います。

1.自分が目の難病に
運転免許の更新のときに左目の中心が白くなってCの文字が全く見えなかった。急いで眼科へ行くと、「ここでは対応出来ない」と言われ、元大学病院の准教授だった眼科医院へ紹介を受けすぐ診察を受ける。
色々な検査をする中で、目の難病であることを告げられる…
「マジか…」と思いつつ、仕事の合間を縫って治療を介することにした。

2.その注射必要ですか?
治療開始時は、左目 判定不能/右目は1.2あった。
治療はステロイド注射だったので状況を聞きながら注射を行う。
左目は視力の乱高下があったが右目は安定していた。
治療も数か月系消した時、「右目も若干気になるのでステロイド注射をします。」と言われ、「しないといけないんですか?」と聞くと、「悪化する可能性もあるから」と言われたので了承した。

3.右目が2か月で1.2から0.01へ
両目のステロイド注射をしてから、日に日に物が見えにくくなった…
網膜の裏から液体が漏れ出すようになった。
(イメージで言うと、車で運転しているときにワイパーかけずに走っているときのような状態でした。)
診察すると、両目の歌の網膜が破れて液体が漏れ出していることが発覚。もともと良かった右目視力も0.01まで落ちていた。その医師は細かいことを言わずにここでは対応が限界ということで紹介状を書いてもらい大学病院へ行くことになった。

4.最初は毎日通った大学病院
大学病院へ行くと人はいっぱい混雑しており、私の場合、特殊な症例らしく検査だけで毎回3時間かかる状況…いつも朝から行っても帰るのは夕方近かった。s関係先に協力を得ながら最初の1か月はほぼ毎日、その後は毎週火曜形になった…
その中で担当になったN先生。状況と説明するも「今までにない症例なのでどうなるかわからん。ベストは尽くすけど、この状況が続くようなら最悪は失明を覚悟していて欲しい」と最初の診察で言われた…失明という言葉に心が完全に折れた…
ここから治るか・治らないかの戦いが始まった…

5.成功率ほぼ0%の手術
毎回大学病院へ行くと3時間の検査がありその後診察…
様々な薬を使ったアプローチを行ってもらうも変化なく、最後は抗がん剤まで投与するも症状はまったく改善しなかった…
そういう状況が続いたある診察日…
N医師より「手術をしようと思う。通常の治療法ではないけども最悪の状況を脱するのにこれが有効だと思う。ただ…成功する可能性はほぼ0%。手術しても何も変わらない可能性がある。するかしないかは判断は任せる。」と言われ、間髪入れずに「どうせこのままでも変わらないし、失明するのであれば、やらずに後悔するよりやって後悔したほうがいいのでお願いします。何も変わらなくても先生怨みませんから~」と話す。
手術の日程を決め、手術に挑むことになった…

6.手術…そしてその後…
手術当日は今までの中で一番落ち着いていた。自分でいうのもあれですが、人間ってここまで腹をくくると意外に冷静なんだなと思った。
手術は無事に終了…あとはどこまで変化してくれるかというところだった…
手術後は1週間光を浴びてはいけないので家を完全に締め切り、食糧も買い込んで家で過ごしていた。
手術して数日も経たずに網膜の液体漏れがなくなり、久しぶりに雨の運転ような状況から解放された。見えるってこんなに有難いことなんだなぁと痛感した。
そこから定期的に経過観察をしながら回復していき、現在はもともと病気だった左目が右目をカバーしながら頑張ってくれています。

その後、N先生は大病院の眼科部長として現在も活躍しています。その時の話をするのですが、本当に珍しい症例だったみたいでどうなるかは本当に予想できなかったそうです。ただ、僕のまだまだ長い人生のためになんとか見える状況だけは確保したいと仲間の医師や臨床検査技師などみなさんで色々考えてくれたようです。昔のようには見れないですが、生活では困らない状況まで導いて頂いて感謝しかありません。

私自身の経験から
・治療方針に疑問が湧いたら別の先生のところで診察を受ける!
私の右目のように視力がよかったのに注射したことで悪化して失明の危機になりました。疑問が湧いたときにはそのまま治療を行わず、一旦別の病院へ行って確認しましょう。

・医学は日々発展している。決して諦めない。
眼鏡を作るのに処方箋貰うのに近所の眼科へいき、今までの事情を説明しました。医師より「当時では最善の治療だったと思う。ただ当時より医学は本当に発展してるし、治療法も変化してるから今の眼の状態でも今後アプローチできる可能性もあるから」と言われました。
難病と言うのは、1)発病の機構が明らかでなく、2)治療方法が確立していない、3)希少な疾患であって、4)長期の療養を必要とするもの、という4つの条件を必要とするので、原因もわからず、治療法もない状況なので難病の方は不安や辛い部分がたくさんあると思います。
ですが、決して諦めずに頑張ってほしいと思います。

・健康だからこそ何でも出来る
健康だからこそ何でもできます。それを本当に実感しました。

右目はもう戻ることはありませんが、こうして記事が書けるのは私取手は本当に有難いことだったりします。
皆様も健康を大切にしてください。健康は当たり眼のようで当たり前ではないですかね!

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