19.自分磨きがしたい

まだ20歳で若いから適当にしておけば何とかなるだろう。

つい最近まではずっとそう思っていた。

服だって着られればなんでもよかったし、日焼けも肌が赤くなって元の色に戻るタイプだから日焼け止めもまともに塗った記憶がない。

ブルーライトが人間の体に及ぼす影響のことなど考えずに、毎日ブルーライトを浴びる。

まだ若いから体も柔らかいし、猫背でも背筋を伸ばせばピンと張る。

肌のきめは細かいし、肌がたるんでもいない。

スキンケアだって乾燥肌だけれど、適当にクリームをつけて終わり。

乳液や化粧水導入液の存在すら知ったのはここ最近の話。

でも20歳の誕生日を迎えてから、少しずつ意識が変わってきている。

例えば、洋服はその年齢でしか着られない服を着たいと思うし、シミやたるみは蓄積されたものが後々出てくるというし、シミやたるみケアは今からでもやっておきたい。
ブルーライトを6時間浴びると20分日焼けしたことと同じと聞いたことがある。
たった20分、されど20分。
ちりも積もれば山となるというように、毎日積み重なることでシミやたるみの原因になる。
スキンケアもきちんとして、きれいな肌を保ちたい。
外で背中を丸めて歩きづらそうにしているお年寄りを見て、自分も将来あのようになるかも、と思うと恐ろしく思う。

私は決して周りから良い評価をされたくて自分磨きをしたいと思ったわけではない。

人生100年時代と言われているけれど、よく20代から手入れをしたほうがいいと聞くと、人生の約5分の４は若い人を見て、若くていいなと羨むことになる。

だから年齢にはあらがえないけれど、少しでも長くスタイルよく、肌のきれいさを楽しむという自己満足がしたいのである。

継続することを苦手と感じている自分がどれくらい続けられるのか、将来の自分に期待したい。