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オッペンハイマー

映画!IMAXで観てきました!
理解しきれていない部分もたくさんあるんだけど、感想かんたんにまとめます〜

概要(映画.comから引用)
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クリストファー・ノーラン監督が、原子爆弾の開発に成功したことで「原爆の父」と呼ばれたアメリカの物理学者ロバート・オッペンハイマーを題材に描いた歴史映画。2006年ピュリッツァー賞を受賞した、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンによるノンフィクション「『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」を下敷きに、オッペンハイマーの栄光と挫折、苦悩と葛藤を描く。
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⚠️一応ネタバレ注意!

①オッペンハイマーの伝記というより、第二次世界大戦を原爆開発国の視点で描いた人間ドラマ

原爆開発時と原爆投下後の時代が交互に描かれていて、そのせいで序盤着いていくのが大変だった。。
でも、なぜ時系列をごちゃ混ぜにしたのだろう?と考えると、それぞれの時代に共通点を見出してほしいからなのかなと思った。
その視点をもって見てみると、個々人の揉め事も国同士の争いも、火種は同じところにあるように感じられた。
それぞれの欲だったり、どっちつかずになってしまうグレーな心模様だったり、無意識に人を傷つけたり、傷けられて復讐心に火がついたり。
戦争を招くのは良くも悪くも人間らしさなのかな、と。。(かなしい)

②日本と海外の感想は分かれて当然

2023年夏の全米公開時、オッペンハイマーと公開日が同じ映画『バービー』のX公式アカウントが炎上した。理由は、原爆でできるきのこ雲とバービーのコラ画像に好意的な反応をしたから。
さらに今回、オッペンハイマーの日本公開にあたって、被爆国の描写がほとんどないことを批判する声もあった。
個人的には被爆国の描写は、この映画の題材としては必要なかったんじゃないかと思う。
理由は①で書いた通り、この作品の目的は原爆の悲惨さを伝えることではなく、開発国側の人間ドラマにみせること、だと受け取ったから。

でもやっぱり、バービーアカウントの炎上を思い返すと、日本人の原爆に対するイメージと、海外の人の原爆に対するイメージには大きな差があるとしか思えなくてかなしくなるし、海外作品における原爆の描写がもしどれも今回の映画と同じような感じだとしたら、そりゃバービー誤爆するよ!と思う自分もいる。
(①に書いたグレーな心模様が早速ここに現れました)

日本では義務教育の間に何度もその悲惨な歴史に触れるし、終戦記念日には毎年追悼をする。
でもそれってきっと被爆国である日本だけ。
違う国に生まれてたら、こんな環境には身を置かなかっただろうし、バービー公式アカウントの投稿に違和感を持つ感覚すらわからなかったかもしれない。

そう思うとそれぞれの国に歴史や事情があり、逆に日本人が気づかないところで海外の人を傷つけていることもたくさんあるのかも、、、、とか考えはじめると沼から抜け出せなくなるのでこの辺でやめます笑

たらたら書きましたが、3時間超えの作品なので、時間と体力に余裕があったらぜひ観てみてね!
(ピッピは横で2、3度寝落ち)


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