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コラム:不妊治療経験者が浜崎あゆみさんの妊娠に思うこと

🍀時系列に沿っての話は、番号を振っています。

🍀「コラム」の記事は治療内容には関係なく、飛ばしても話はつながるようになっています

浜崎あゆみさんが第2子を妊娠していると発表されました。

少子化の今。子供が増えることは何にも代えがたい素晴らしいことで、何歳であれ、どんな方法であれ、産みたいと思っていて、産むことができるのであれば、何人でも産んでほしいと心から思います。


3人の子供を産むまでに、13年ほど「不妊治療」に携わっていたので、「妊娠」ということだけは、やはりもう最後は、神のみぞ知る的な領域で、「努力」だけではどうにもできないことや、「お金」だけでもどうにもできないことは、痛いほどわかっているので、本当に40歳を超えて、歳の差もほとんどない赤ちゃんを妊娠するなんて、よほど「できやすい」体質なのかな。

素直にうらやましく思います。

お父さんはだれ?とか、

自然妊娠なの?

本当に妊娠しているの?

とか、

覚悟の上だと思うけど、公表していない部分がありすぎて、あゆほどのスーパースターであれば色々と詮索されてしまって大変だなと思う反面、正直、体外受精で出産している不妊治療経験者としては、色々と思うことも…あります。

(大きなお世話だと思うけど)



不妊治療をしているとやはり精神的にも追い込まれたり、肩身の狭い思いをすることも沢山あります。

なかなか人に話しづらかったり、

こそこそ病院に行ったり…

夫や義両親に勝手に申し訳ないと思ってしまったり、

友達の妊娠を喜べなかったり…

でも、ここ何年かで「妊活」という言葉も生まれ、著名人の方々が「不妊治療」を公言してくれることで、会社を休みやすくなったり、治療に対する認知度が上がったり、そして今、助成金についても大事な局面に来ていると思います。

なので、経験者として思うことは…

もし、もし、もし、自然妊娠ではなく、

例えば「体外受精」であったり、

はたまた「代理出産」であったり、

「特別養子縁組」で合ったり…するのなら…

公表して、今、子供が欲しい・・・と思って頑張っている人たちの、

希望の星になってほしいなと思うのです。


そうじゃなくても、

「シングルマザーとして生きる事」

や、

「結婚しないで子供を産む」

さらに、

「結婚しないで子供の兄弟も産む」

とか、

一般社会で同じことをしたら、どんなに経済力があったとしても、

世間の目は厳しくて…辛い思いをしているお母さんも

たくさんいると思うんです。

女性の生き方、

母親の生き方の

「形」や「幅」を広げる

という意味でも、

もう少し、

色々話してくれたら、そのおかげで助けられたり、

「生きやすく」なる人たちが沢山いて、

今後の「女性」の選択肢だって広がっていくのにな

なんて思います。

自分は不妊治療をしていたことをずっと隠していたのに、勝手な話なのは重々承知なのですが、でも、それは、ちょっと「有名な人」がしても、そこまでの影響力はなくて、あゆじゃないとできない領域な気がするので、尚更そう感じてしまうのだと思います。

でも、もしかしたら、自然妊娠ではないのかなーって思ってしまう理由もあって・・・・


浜崎あゆみさんが、第一子を妊娠・出産されたときに、

色々と噂や憶測や意見が飛び交いました。

Twitterなどでも、産後すぐのにあの体型すごい!とか、

あんなにすぐ復帰できるんだとか、

「あゆは一カ月でライブができるのに、うちの嫁といったら寝てばかり」

なんてtweetも見かけました。

でも3人出産した経験からして…

実際、「産後」の部分は、

「努力」もできるし「お金」でも解決できることが

いくらでもあると思うんです。

サポートしてくれる人がいれば、

赤ちゃんは育ちます。

私は実家から離れて子育てをしていたので、

近くに頼る人もなく、

夫も仕事が不定休で決まった休みがないので、

特に2人目3人目となると、

正直記憶がない時期もあります。

赤ちゃんを抱いて、ソファで夫に行ってらっしゃいと言って、昼間にどう頑張っても、夫が買って来た時も、ソファで部屋は同じ状態…みたいな。

地域の子育て相談の方が訪問に来て、お母さんも一緒にお昼寝しちゃいなさいね。

なんていうけど、

一緒にお昼寝?

そんなことしてたら、

洗濯は?うんちめっちゃ漏れるけど・・・・

兄弟のごはんは?

掃除は?

上の子のお弁当は?

上の子の行事もあるし、習い事の送迎だってある…

と本当に赤ちゃんと子供たちのお世話をしていたら

自分のごはんも、「トイレ」の時間さえ後回しで、

朝昼深夜問わず、授乳、寝たら兄弟たちの準備、

そして、やっと寝たと思ってお布団に置いたら泣く背中スイッチ発動で、結局深夜にやることをやって・・・身体はぼろっとぼろでした。

(私の場合は「おんぶ」ができる時期になってからは、3人共とても楽になりました。おんぶ最高!)

なので。

そのあたりはきっとあゆだし、

あの、「浜崎あゆみ」さんだし、サポートしてくれる人は、

きっときっといくらでもいると思うし、もちろん本人の努力もあるけど、産後は、どーーーーーーにでもなると思うのです。

でも

産前はそうはいきません。(浜崎さんの第一子の時の話ですが)

どれだけサポートがあっても、近くに助産師さんやお医者さんがいてくれたって

41歳

初産

初めての妊娠。

私だったら、

これが母親になれる最後のチャンスかもしれない。

と確実に思うと思う。

そう思ったら、

どんなライブの予定があっても、

どんな形でサポートがあっても、

「お腹の赤ちゃん」が最優先で、

最後のチャンスかもしれないと思えば思う程、

ミニスカで、ウエスト絞った衣装で、ハイヒールでは踊れない・・・

「踊れない」じゃないな・・・

踊れると思うけど、

「踊る」という「選択」が怖くてできない。

と思う。

だって何かあったら、後悔してもしきれないから。

(年齢を考えたら)次はないから。

そして、「努力」ではどうにもできないことを知しれば知るほど、

次のチャンスは簡単には来ないことがわかっているから・・・。

もちろん真相は分からないし、

本当に、妊娠しやすい体質で自然に授かっただけかもしれないけど、

(それはそれであやかりたい人がたくさんいるから赤富士とか書いてほしいし!)

浜崎あゆみさんにしかできないこともたくさんあるのにな

なんて図々しいことを思って報道を見ていました。

アンジェリーナジョリーさんみたいに、何もかも公表して、色々な立場の女性の世界を救って、

そして、変えてほしいな。



でも、私も当時そう思っていたように、自分の事ならいくらでも公表するけど、

むしろ「子供」の人生のことだから・・・なんだろうな。

いつか自叙伝とか出してくれないかな…。と思います。


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