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2020年シーズンの結果からファイターズの2番問題を考えてみる

はじめに

2020年シーズンは開幕の延期、試合数削減、無観客試合、選手が感染など非常に大変な年であり、ペナントを完走しただけでよかったよかったみんながんばったえらい。2021年も野球が観れることに感謝していこうな。

いいわけないだろ贔屓が日本一になってないんじゃい!

ということで今回は日ハムの固定できなかった2番打者を中心にデータを考慮した打順を考えたいと思います。
ご注意:結果論です。

まずはチームの状態を確認する

2020年シーズンに日ハムは2年連続5位でした🥺

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上記表はhttps://npb.jp/より
ピタゴラス勝率を計算してみると、得点が493点、失点が528点より0.466となり、だいたい期待値通りですね。

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主なチーム打撃成績はこんな感じ。
西川遥輝、近藤健介らの活躍により出塁率はリーグ2位、打点・得点は一人で25%近くの打点を叩き出して打点王になった中田翔を中心に肌感覚より得点は取ってますね。できればもうちょっとホームランが打てる人がいるといいんだけど、札幌ドームを出ることが最大の補強になりそうですね・・・。

うん、課題は投手力、守備力なんだ、すまない。失点、失策がひどい。でも今回は打順の話をさせてくれ。だって有原は渡米しちゃうし実質補強ないしがんばれとしか言えんので、(得点を増やす方に)切り替えていく。

主な打順を確認する

えるてん(@nf3_Info)氏のnf3 - Baseball Data House-を参照しました。
日ハムのページに各選手が何番で何回出場したか集計されています。ありがたい。

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固定されているなと感じるのはこの3人ですね。

5番は1試合以上5番で出場した選手となると9人いますが、大田泰示(42試合)と渡邉諒(53試合)でだいたい占めています。大田が2番で固定できていればなべりょを5番に固定できたかなと思います。

2番は1試合以上2番で出場した選手となると11人います。ある程度多く出場した選手に限ると、平沼翔太(29試合)、松本剛(25試合)、大田泰示(21試合)、杉谷拳士(19試合)となり、色々なタイプの選手が2番に座るも固定するほどの信頼を得られなかったですね。

‪ハムの2番どうする問題

従来のようにいわゆる小兵タイプをいれて、初回から1アウト2塁または1アウト3塁の形を狙うのはできればやめてほしいので、必然的に2番最強打者理論か3番最強打者理論で組んでいきたいところ。

2番最強理論で組んでみると

長打率、出塁率を単純に考慮するとこんな感じ。

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うーんどうだ?
ゲームならこうやって並べても良さそうだけど、2番中田翔はなんか気持ち悪さを感じますね。翔さんがホームランを40〜50本打てる(狙う)ならこれでも良さそうですが、現実では変に力んで成績を落としそう・・・。札ドだし。
並べてみて感じたのは思ったよりコンスケの長打率が高いですね。1番はもったいないからやはり3番に置くべきだろうか。

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この並びにするとほぼ開幕した時期の打順(開幕戦からしばらくは5番に王が入っていた)になりますが、やっぱりこれが割と現実的ではないでしょうか。(全員が期待値通り機能すればですが)
ただ、2020シーズンでは大田泰示がランナー1塁の場面であまり結果が出ていない(本塁打5,打点12ということはタイムリーはほぼ打っていないのでそういう印象があるだけかもしれない)、右方向への安打が少ない(引っ張りの方が安打も本塁打も3倍程度多いが、ハルキが1塁にいると右方向を意識する?)ため、2021シーズンも同じ意識だとしたら2番にはやはり置けないかなぁというのが正直なところ。
ハルキの盗塁数とか空いている一二塁間を上手に狙うとか考えるのではなくて、(状況はもちろん頭に入れるのは前提として)大田泰示の持ち味が活かせる引っ張り方向の強い打球を常に狙うのであれば得点力があがりそう。

3番最強理論で組んでみると

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こんな感じでしょうか。
なべりょ2番にしてコンスケ4番にするのも考えましたが、2020シーズンをみているとハルキ-コンスケ-翔さんを並べた方がいいのかなと。
ただ浅村と本塁打王、打点王の2冠争いをしている中の最終戦で1番に上げる案もあったが、リズムがあるから4番の方がいいということで4番だった(記事見つからず)ということもあり、4番の方が落ち着いて打てるかもしれない?
あと2番コンスケにするとハルキの盗塁が増えるかもしれない。コンスケは0-2からでも四球選べたりヒット打ったりできるので盗塁を待つこともできるしそれこそ引っ張って一二塁間抜けるんじゃないかな。2番最強理論も兼ねれるしコンスケ2番っていいんじゃない?
2016年だと大谷翔平がいてハルキ-コンスケ-大谷-中田でいい感じに回ってたからそんな感じにしたい。そう思うと大田にその役割を期待してハルキ-コンスケ-大田-中田でもいいのかなと。大田泰示の1・3塁打率が.500(8-4)だし期待できるかもしれない。(サンプルが少ないんだけどね)

いっそ1番を未定にする打順にしてみる

ハルキ-コンスケ-中田をくっつけるかつ中田を4番にするのであれば、以下の打順はどうでしょう。

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1番が空欄になってますね。
1番ってもっとも打席が回ってくる打順じゃないですか、だからこれから試していきたい選手を入れてみたらいいんじゃないっすかね(適当)
例えば平沼翔太とか谷口雄也とか王柏融とか松本剛とか浅間大基とかそれこそ横尾俊建とか清宮幸太郎でもいいのかなと思います。初回に1アウト取られる確率があがるだけかもしれないけど。

2020シーズンの印象として、とにかくハルキとコンスケの断絶が起こりがちだったので繋げたいのと、受賞歴のある4人+ちょっと落ちてなべりょ以降の戦力がガクッと落ちるところをなんとかレベルアップを図りたいという目論見の打順です。野村佑希はほっといても7番前後でスタメンだと思うけどね。

ただししっかり自分のバッティングをしてほしい

1番だから、8番だからみたいな打順なりにバッティングするのではなく、選手個人個人が長所が出るバッティングをしていく中で、監督が打順を並べるのが理想なのかなと思います。そうすることで自然と打線が繋がり得点力があがっていくのが理想形。なので1番でも長打が売りならしっかり振ってほしい。

おわりに

野球素人が打順を考えてみた、でした。
昨シーズンの成績がそのまま今シーズンも継続すれば打順も話が早いですが、2021シーズンはどうかな・・・。花粉の季節はハルキ辛いだろうし翔さんもコンディション整えるの上手くなってきたとはいえ開幕から1ヶ月くらいは不安だし、大田も去年の序盤はブレーキになっちゃったし、結局は机上の空論なんだよね・・・。空想するのは楽しいんだけど。

実際はシーズン始まってみないとわかりませんが、もちろんシーズン中に覚醒をした選手が2番にハマって固定になってもいいし、怪我人や不振者続出でボロボロになって間に合わせの打順になることもあると思いますが、とにかくファンとしてはいい方に期待を裏切ってほしい。レベルの高いチーム内競争をして監督に嬉しい悲鳴(意味深)をあげさせてほしい。

日本一になってくれー。

サポート、私の好きな言葉です。