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ひび

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日々のことについて文章を書きます。
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2020年9月の記事一覧

スキを贈ろう

noteから通知が来て、「おめでとうございます。合計3000回スキされました」とあった。

このnoteもそろそろ辞めようかと思っていたところだったので(大して書きたいことが無い、大した反響も無い)、「3000回のスキ」には驚いた。勿論、スキ=好き、とは限らないが、単純生物の自分は簡単に踏みとどまる。おだてられて、のせられると、いとも容易く素っ裸になるような人間である。未だに誰が読んでいるかも知ら

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笑いにおけるオマージュと盗作について

音楽では、サンプリング、オマージュ、などと言って、他人の名曲を拝借することがある。たとえば小沢健二はサンプリングの名手らしく、自分も愛聴した「LIFE」というアルバムでは、収録された曲全てが何かしらの洋楽からフレーズやリフなどを拝借しているそうだ。また、大瀧詠一も、自らのアルバムについて批評家に様々な洋楽との酷似を指摘された際に、「それだけしか見つけられなかったの?元ネタならもっとあるよ」と言い放

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今年

あと100日やって!ぎゃ。

どうする?もう、ええか。

アルバイトをせずに暮らす方法

我々にとって、もっとも脅威なるものは生活である。何せ、明日も明後日も我々は生活せねばならない。一切の生活を捨てることは不可能なのだ。そして、誰しもが思う。好きなことだけをして、楽しく暮らしていければどれだけ良いか、と。これは究極のロマン。しかし自分は断言する。はっきり言って、そんなものは、無い!

大人が生活をするためには金がいる。金を手に入れるためには仕事をしなければならない(令嬢、御曹司、など

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いらっしゃいませ

我が店、ライヴ喫茶 亀は、ライヴが全然無いので、ただの暇な喫茶店である。それでも毎日ぽつぽつと人がやって来る。もう店を始めて5年以上になるが、よく考えたら一度も「いらっしゃいませ」と言ったことが無いような気がする。

始めた頃はみすぼらしい貧乏男ばかりが集まる場所で、とあるラッパー(同い年で、背が低く、勿論恋人などいない、ゴジラに踏み潰されるのが夢、ラップもそれほどやっていない、スマホばかり見てい

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夢遊病のぼくら

大阪万博が5年後に開催されるという。知事や市長は矢鱈と気合いが入っているようだが、自分はちっとも楽しみでは無い。訳のわからぬ金持ちの外国人が街に溢れかえるのかと思うと、やめてくれ、と思う。先日発表された万博のロゴは賛否両論で、自分は阿呆みたいなデザインで良いなと思ったが、かといって万博に賛成しているわけでは無い。ロゴにしても、何だか既視感のある変テコさであり、太陽の塔のような超爆発的な変テコとは比

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ロボの白飯

夜、腹が減った自分は街へ飛び出した。もう何でもええからとりあえず適当に何か腹にぶち込みたい。空腹のときはしばしば思考停止に陥るもので、店選びなどしている余裕は無い。近場の、腹いっぱい食えるところ。となると、自ずと行き先は決まる。

近所にある「やよい軒」は深夜まで営業しており、様々な定食が食える。そして何よりも、白飯がおかわり自由、という、まさに貧しい空腹庶民にとっては売ってつけのチェーン店である

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