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ひび

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日々のことについて文章を書きます。
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2020年8月の記事一覧

ユーアーフラワー

もうすぐ8月が終わる。ひと夏の経験は過去の思い出となり、記憶の中に仕舞われる。明日も、明後日も、やって来た時点で、全ては過去の記憶となる。思い出作り、なんて言葉は嫌いだったが、もしかすると、所詮、人生は思い出作りなのかもしれない。

髪が伸びて、もっさりとしている。風呂場でハサミでじゃきじゃき切って、ぐしゃぐしゃにしたら、更にもっさりとした。

煙草の量は未だに減らぬ。考えごとをしているときなど、

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無知の爺

近頃の流行やニュースに疎い自分は、人との会話でも随所に無知をさらけ出してしまう。

無知とは、恥ずかしいことなのだろうか。物事を知らぬのなら、知らぬと素直に言えば良い。そして教えて貰えば良いのである。それなのに、つい無意識に知ったかぶりをしてしまう。あれは、人の弱さなのかもしれない。

けれども考えてみれば、全ての物事を知る人など世の中には存在しないのである。自分の場合、流行りの歌やタレント、ファ

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夏を呪う

今年の夏は猛暑です、記録的な暑さです、といった報道がされている。それ、毎年言うてますやん、と関西の人は口を揃えて言う。

記録的な暑さ、などと言うから、これまでの夏と比べると今年の気温は桁違いに高いのかと思う。が、決して報道をアテにしてはいけない。何せ、毎年のように記録的なのだ。「記録」という言葉に「的」を付けることで、誤魔化しているように感じる。曖昧的なニュアンスに騙されることなく、己の体感で明

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笑いと恋と革命と

世間がどうであれ、恐れずに道を闊歩しよう。近所のお花は皆散ってしまったが、腐らずに私は祈る。素敵な言葉を知っている私は、決して、誰かさんのようにはならぬ。

私は、いつか、一人前になります。待っていてください。きっと大丈夫です。笑いと恋と革命と、それだけをいつも想っています。突き刺す真夏の光にも怯えず、真っ直ぐと前を向いて歩くつもりです。

ほへほへ。誰かのやさしさが身に沁みる。思い出たちが消えて

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子供じゃない



早く寝なさい。子供じゃないんだから。

何をしても良いのです。死ぬまで生きる。
思うままに生きましょう。おやすみなさい。