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ひび

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日々のことについて文章を書きます。
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2020年2月の記事一覧

僕と共鳴せえへんか?

町田町蔵+北澤組の曲で「僕と共鳴せえへんか?」というのがあるが、実はこれは織田作之助の「夫婦善哉」という小説の中に出てくる台詞である。主人公の男が安カフェーの女給(今でいうキャバ嬢みたいなものだと思う)を口説く際に、「僕と共鳴せえへんか?」と言うのだ。な、何ちゅう口説き文句だろうか。「共鳴せえへんか?」は勿論素晴らしいのだが、ミソなのは「僕と」である。「おれと共鳴せえへんか?」とは違った、何とも言

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S0(寺岡さんのnoteへ)

ヤング嶋仲に、note書いて下さい言われたので。|山が動く寺岡 #note https://note.com/yamagaugoku57ay/n/nc5a7d74f0504



芸人の先輩でもある寺岡氏がnoteを始めたものの、さほど更新しないので(自分は時折こっそりとチェックしている)、「もっと書いてくださいヨ」と言った。すると即、更新をしてくれた。氏のそういったところが自分は好きなのであ

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互田さん

駅のホームのキヨスクを通り際に、ちらりと見えた雑誌。その表紙グラビアを飾っていた女性。

一瞬目に入ったのみであったが、その可憐な姿に、自分は胸を撃ち抜かれた。おそらく若手女優か何かであろう。黒髪で、透き通った肌、童顔で、美しい瞳をしていた。清楚な、それでいて、何とも言えぬ憂いを帯びた表情であった。残念ながら、歩きついでにちらりと見ただけのために、覚えているのはその顔と「互田」という苗字のみで、下

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おい

今日バレンタインデーやったんかい。完全に忘れとったわ。知らんと一人でチョコレート買うてもうたやないか。コンビニで。苺のやつ。恥ずかしい。

これを読んでいるおなごたちよ、チョコレートとかどうでもええから、ライヴ見に来てくれ。今日はそれだけや。

ともに冬を越そうな

近頃、矢鱈と口の中を噛む。飯を食っているときに舌や口内の肉壁をガッと噛んでギャッとなって、血が滴り落ちるのである。一度噛むと、何日もの間ずっとヒリヒリしている。以前からこうしたことはあったが、近頃は何故か噛む頻度が増えた。一体どういうことなのだろう。自分の歯が伸びて尖り出したのだろうか。もしくは、口内の肉壁が膨らんでいるのかもしれない。

耳鼻科通いは続いている。先日、念願のレーザー治療を施した。

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アイスウインナー珈琲

駅前のサ店でアイスウインナー珈琲を頼んだ。自分は、たとえば漫才を考えるときなどは基本的にホット珈琲、と決まっているのだが、一人でサ店でのんびり、そしてちょっと気分が良いときには、ウインナー珈琲を飲む。ウインナー珈琲とは、珈琲の上にこんがり焼かれたウインナーが乗ったもの、というのはラッキーマンという漫画でのギャグである。スーパースターマンが家で作っていたのを覚えている。セミヌード、といって、蝉がヌー

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暖尻・灰い

寒い。阿呆なのか、と思うほどに寒い。あなたの街はどうですか。凍えてはいませんか。

苛つくほどの寒風だ。それでも自分は自転車に乗って、真冬の街を爆走していた。坂に差し掛かれば、立ち漕ぎだってする。自分にとっての唯一の運動が、この自転車移動である。今日は手袋を忘れたせいで、ハンドルを持つ手は寒さに痺れて、凍ってしまった。ただでさえ末端冷え性の自分は、一度手が凍ると、そのまま全身の血液が冷えてしまい、

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パソコン

自分の持っているノートパソコンは10年ほど前に友達から不用品を譲り受けたもので、とてつもなくボロい機種である。ウィンドウズvistaという古い型は、もはや誰も使っていないらしい。セキュリティサポート的なものも受けられず、おそらく様々な、ありとあらゆるウイルスに感染しているのだろう、インターネットに繋ぐと訳の分からぬエロ・グロな広告が画面上を網羅し、また、キーボードを素早く打ち込んだりマウスクリック

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2月です

オーイ、もう2月だぞォ。1月は、何となく長く感じた。年明けからずっと、自分は基本的に寝ていたのだが、それでもきちんと耳鼻科へ行き、実家の法事へ行き、ライヴにも出た。我ながら偉いと思う。今日は昼3時まで寝ていたけど、まだレトルトカレーしか食ってないけど、ファミレス呆然欠伸で夜になったけど、良いんだ。ぼくは、やるときにはやる男。それはきみも知っているはずだ。まるでちくわのヘナヘナ野郎に見えるかもしれな

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