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結局今を大事にできないなら何も変えられないと思う

高3の夏休み、受験勉強を言い訳に部活を休部した。

私の所属していたサッカー部は、都道府県内の公立ではそこそこ強い強豪校だった。
部員もざっと100人は居たはずだ。

高3の夏と言えば、冬の選手権に向けて最後の仕上げを行う時期である。毎年の長期合宿や遠征も恒例だ。

しかし私は、そこから逃げた。

選手権予選のひと月前にチームに戻ったが、結局公式戦には1度も出られずに引退。

自分だけ日焼けしていないあの夏の疎外感は、もう二度と味わいたくないと感じるものだった。

極めつけに、受験も成功とは言えず、なんとか浪人を免れた程度の結果で終わってしまった。

本気でサッカーがしたくて入学したはずなのに、なぜ休部なんてしたんだろうと、今でも本当に後悔している。

ただそれはもう遅すぎる後悔だ。

日々、「あの時こうしとけば」と思うことは沢山ある。
しかし現実は非情だ。何も好転してくれはしない。

今やるべきことを、ただひたむきに続けるしかない。
“努力”や“頑張り”は1ミリも恥ずかしいことではない。

私は今、自分の仕事が本当に楽しいと思っている。
と同時に、まだまだ自分の実力不足を思い知らされている。

だから、毎日何か少しでいいから、積み重ねることが大切だと思う。

“今”を堪能することを、忘れてはならない。

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